実家のほうは濃尾平野でも遅い田植えの地方です。
今盛んに田植えがされていました。
土曜日母の施設に行きました。
行ったときは一階のロビーでほかの方とテーブルを囲み
手のマッサージをしてもらってました。
先日はネイルをしてもらっていてきれいでした。
比較的元気そうで、
「自分のお部屋へ行きましょう」と
ゆっくり杖を突き
片方は私の手を握り締めていきました。
たいていは部屋で寝てることが多いのです
「今日は寝てないのね」といいますと
「起きて歩かないと足がなえちゃうからね」と答えました。
おお今日はまともな答えが返ってきます
でもそのあとはいつもと同じ
「みんなげんき?」
「赤ちゃんなんていうんだったかな。大きくなったでしょう」
一応いつもの受け答え
それに先日来新しいヴァージョンが加わった。
そばにいる相方に向って
「○○さん、ちょっと太ったんじゃない?何キロある?」
彼女は30キロしかない
20年以上前からすい臓がひどく悪いし
96歳の現在は大腸がんの患者である
3年ほど前、早期発見だったが、
高齢。いろんな手術をして病気も、心筋梗塞から腎臓病まで
あり、見送られて現在に至っている大腸がん検査などでで
10日ほど入院してから認知症のほうも出てきた
だから同じ事を何回も聞く
こちらも同じように答える
だんだん自分の年もわからなくなり
先日母の日に誕生日だった
「いくつ?」ってきくと
「五十~・・」っていうから私が笑い転げた・・
「私より若いじゃん!」と
そういうと
「あらまあ!う~ん六十・・ってみんなにいちゃった!」
「お母さん96歳よ」とわたしが言うと
「すごい年ね~」
「そうねえもうじき百歳ね」と笑い転げた・
サテサテ付け加えられた新しい会話ヴァージョン
相方に向って「○○さん太ったんじゃない?何キロある?」
とまたまたいう。
「いや太りませんよ。毎日歩いてるから69キロです」
さばよんでる・・私は71キロなのを知っている
私が「うふふ」と笑ったのに気を悪くしていたみたい
糖尿・高血圧・高脂血症・時折通風という
メタボからクル病気患者の見本みたいな人である
食べる、飲むの大好きグルメ
料理が趣味である
まだ金曜日友達のうちに泊まり
飲み明かし一晩で1キロ太って71キロになったと
いっていたばかりだもの。
母にとっては
若い頃45キロの相方しか頭の中にないんだろうなあと思う
記憶がタイムスリップするようだ
そんな会話があった後
帰り道
母の繰言を繰り返すのに対して
「長生きするのも考えもんだな」と相方は言い放った。
そのときは私は黙っていたが今度こういうつもり
「イエイエ。子供にとっては親は生きていてくれるだけでいい」
「母が私を育てるのに
どれくらい自己犠牲をして、
子供のことを思って育ててくれたか
今少しでも母が喜ぶことをしたい。
恩返しをしたいもの」
気丈な母が最近は帰り際、何時も「また来てね」
って言うと驚いていたのは相方でしょう
って
皆さんはどう思われる?
読んでくださってありがとう
散歩道
くちなしの花が咲きだしいい香りが漂っています