HOTなおちゃタイム

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オバマ大統領の核軍縮演説の主語と主語のない・あいまいな日本語

2009-05-08 17:52:31 | 新聞から
今日の天声人語はおもしろい!


此の頃、筆者が変わって以来、記事が、少し庶民感覚になった気がしていますが。

オバマさんのプラハにおける4月6日の核軍縮演説に対して、作家の井上ひさしさんの週刊朝日の記事について、意見を書かれています。


井上さんは、オバマ大統領の核軍縮演説を評価していた。。原爆を落としたのは誰かという主語をはっきり語っているからだという。
核を使用した唯一の保有国として行動する道義的責任がある。」と述べたくだりに対してである。


日本語は主語があいまいだ。

広島の慰霊碑に刻まれた「安らかに眠ってください。過ちは繰り返しませぬから」をめぐっても、
かっては論争があった。

悔いと誓いの主語は日本なのか、米国なのか、物議を経て、いまは「人類」ということで多くに受け入れられている。

そんな物議を踏まえて、井上さんは全うな日本語にこだわる作家だからこそ、大統領の言葉をひょうかしている。
そしてそういう時代だからこそ、いまこそ、

日本も世界も、核廃絶の主語をになう決意を強くするときだろうと、天声人語はいっています。


井上さんは(今回検索していて、)「子供のための憲法九条」をかかれていらっしゃるのをしりました。


私自身もこのオバマさんの演説をきいたとき「あれ!」と思いました。

それは、やはり、真っ向から。核を我々は使った国。といっていることです。

このオバマ流核軍縮は米国の国益に沿った、現実的な戦略だという。

投下への自責だけが其の背景なのではない。とか、
よく分かってます。

しかしアノ米国が主語「われわれが核を使った」と表現したということは、被爆地の人たちも感動に包まれたとかかれています。

日本語はどういうわけか、主語省略だけでなく表現をあいまいにする言葉です。

私たちは、ほぼ共通の文化・歴史の背景があり、考え方も多国籍の国家から比べると違いは少ないです。

そういうことも理由の一つかもしれません。

私はフランスで、俳句を勉強している人と話す機会があったのですが、
あいまいさがとても難しいといわれました。
たとえば、


<古池や かわず飛び込む 水の音>

をフランス語に訳す時にびっくりするような問題が起きるのです。

フランス語は多くのラテン系の言葉と同じく、名詞には男性、女性により、又、数により、それに伴う動詞のかたちがちがいます。

かえるがオスかメスか、何匹か、水の音は何回したのか

表現が違うのです。逆にそれがきちんとフランス語でかかれていれば、分かるのです。

そして日本ではこれに対して、ちゃんと答えがあるのですが、、

そんなことなんで問題になるの?と思ってしまいますよね。


で、びっくりしますよね。

いま、憲法記念日にも改憲論が華々しいです。

占領軍によって押し付けられた、もう時代が違う。軍隊のない国家ではない。自衛隊はりっぱな軍隊だ。

ソマリヤ派遣は明らかに憲法違反だ、現実にあってない。。あいまいな、憲法をかえるべきだ。
と、


あいまいな表現のままの憲法で、私たちは多くの人を犠牲にした戦争の教訓を生かすことは難しいのかと思ってしまうのです
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2 コメント

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Unknown (kinnko)
2009-05-10 21:30:42
私がオバマさんを好きな事はチェンジと言うスローガンで
大統領に選ばれた。そして事実、軍隊を引き揚げたり
我々が核を落としたとなかなか、いえる事ではないことを
誠実に言う所が好きです。

今大変なアメリカを本当に立ち直らせようとしている
姿が見えるからです。

あいまいな表現のままの憲法で多く人を犠牲にした戦争の
教訓を生かすことは難しいのかと心底おもいますね。
返信する
運用する人 (みっちゃん!)
2009-05-12 19:43:27
運用する人の問題だとは思いますが、、
ヤッパリ先の戦争からの教訓を生かして欲しいですね、
返信する

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