映画「海難1890」を見ました。
海難1890 ダイジェスト特別映像PART2
もう一日1回しか上映されていませんが満席、パンフも売り切れでした。
この映画は実際にあった海難事故をきっかけの二つの国のことをフィクションを交えて映画にしてます
明治の初めのころ1890年
友好のために日本にきていたトルコの軍艦エルトウールル号が台風に合い遭難した。
和歌山の海で。
「ここは串本むかいはおおしま」歌われる大島町の人々が台風のさなか懸命に救助した・
貧しいその日暮らしの人々が自分たちの食べ物をもない有様の中、懸命に・・代償も求めず
エルトゥールル号は1割くらいの生き残りしかいなかった、
いやこの大島町の人々の懸命の救助で命の助かった人もいたのだ。
そしてこの遭難の遺族に日本中で、義捐金を募ってトルコに送った山田虎次郎のことも思い出した。
確かトルコの国の発展に尽くし有名人であった。
2011年の5月の連休にトルコに旅行したとき、
多くの見知らぬトルコ人から「日本は地震で被害が大きかったんだろう・大丈夫か」と話しかけられた。
有名な観光地カッパードギア-のみやげ物屋の屋上で日本語で書かれた「日本がんばれ」の横断幕に驚いた!
だが、この海難事故のことだけでトルコが日本に友好的なんでないと思う。
私が海外旅行をしていろんな国を観光しヨーロッパに住みましたが、
トルコが民族融合の国際都市であり、また一番衛生的で秩序をもすら感じル国であることも起因してると思う
それは昔からの各国からの隊商を受け入れた商業都市国家としての歴史の所以も在るのか
私にはよくわかりません。
イスラム教を信じる人が国民の9割以上なのに完全に政教分離がされている
そして義理と人情が通じる国なんだものね。
この海難がトルコと日本の友好を深めた。
その恩義を、返すのに、日本人救助に国民の支持を得てイランに救助飛行機を余分に飛ばした。
乗れないトルコ人500人は車で脱出する羽目になったが文句が出なかったという
日本政府は飛行機を飛ばせず、JALは危険を理由に断った。
日本が敗戦により、政治体制が危機管理に対応できないようにシステムになってるとはいえ、トルコとて第2次大戦の敗戦国である
この自国の国民すら救えない自衛隊の経験が海外派遣できるように改正を叫ばれたんですね。
この映画を見ていると映画館でも涙を流しているのがわかります。
突っ込みどころが一杯あっても
フィクションであっても、
それはちっさなこと
たぶん感動するのは無償の真心なんだろうね
今、ドイツを目指した多くの難民が逃げています。
それを追い払う国々
自分たちのゆとりもないのに・・危険な犯罪に巻き込まれる
という理由で排斥してる
その国々でこの映画をどう受け止めるかなんて思いました。
そして、以前聴いたことがあります。
海の遭難者が出ると何日も自分たちの漁は考えないで捜索するのが漁師のおきてといやおきて
というより当たり前のことと・・
この大島町の人々のような自分のことを省みない振る舞いが出来るかと・・
トルコのように救援機を飛ばして、自国民を陸路で逃ゲルことになって、恩になったからと文句も言わずにいられるかと、
ひょっとして、私も現代の人々は小市民的な幸せの中に浸りきってるかと。
そんなことをおもう映画でした。
いい映画でしたよ
読んでくださってありがとう。