映画『ミッドナイト・イン・パリ』のトレーラー
全然予備知識がなく、、誘われてみてきました。
映画<ミッドナイト イン パリ>
あの25年ぶりのウッディ・アレンがアカデミー作品・監督賞の候補になり。最優秀脚本賞に輝いた作品とか
色んな数ある賞を獲得した映画だとか。
あとで知りました。
この映画は、ウッディアレンの分身とも取れる主人公ギルが、2010年の現代から、
最初は、パリがもっとも輝いた時代といわれる1920年代へタイムスリップ。
1920年代のパリは第2次世界大戦が終わり、多くのアーティストにとってあこがれでした。
大学のころ私はイギリス文学を勉強するか、アメリカ文学を勉強するか迷った時期に、
へミングウエイ、フィッツゲジェラルドといった人々がパリにあつまり、サロンでいろんな花が咲きまくったとか?学びました。
なぜパリで?
その背景を知るには私の知識は乏しく、もっと、わかりやすい歴史のイギリス文学を志しました。
ずいぶん前に、フィッツジェラルドの小説「華麗なるギャツビ―」という映画を見た気がする。
記憶にはない。
ただ小説家の、フィッツジェラルドが小説ではなくて、ハリウッドの脚本書きで稼いでいた。。
小説が書けなかったということをその映画で、知りました。
このウッディアレンの分身の様な、
主人公のジル(オーウエン・ウイルソン)は大衆に迎合するつまらない脚本書きではなくて、
真の小説が書きたいと、ノスタルジーを求めて、パリにやってきた。
かれの金持ちの婚約者イネズ(レイチェル・マクアダムス)は
すでにそれなりに成功をおさめ、稼げるギルの心の不満を理解しない。
その点でいさかいもある。前のことしか見ないイネズ、その両親の仕事絡みで、一行は、パリに観光に来た。
で、、タイムスリップをし、最初に出会ったのが、フィッツジェラルド夫妻・・へ~ええ~と驚いた。
かれらはよなよなあか抜けて素敵なサロン、パーティやレストランに出入りして、
有名な音楽家の演奏や著名人の社交の「パリの真夜中」を楽しんでいる。
へミングウエイ、彼の文章指導をしその世代を”失われた世代”と命名したかの・ガートルードシュタイン、
私の大学の主任教授の研究テーマであった。TS・エリオットも出てくる。!
これに、この時代に、輝いているの画家ピカソ、ダリ、マティス、ゴーギャン、ドガが登場!
ストーリに絡んでくる、
そして、もう一つのパリの輝いていた時代”ベルエポック”といわれる時代にタイムスリップ、
ムーランルージュや,ロートレックが出てきたときには
もうこの私が、興奮を抑えきれなかった。
ロートッレクは私のあこがれ!!師匠、理想なんです。
それに至るまでに昼のパリ。
ロダン美術館、(このガイド役が先の大統領サルコジさんの奥さんのカーラ・ブルーニ)
オランジュリー美術館の大画面のモネ
もちろんジベルニ―のモネの庭園も・・ヴェルサイユから、のみの市、セーヌ川沿いのブキストほかにも素敵な観光スポットがてんこ盛りです
夜のパリの魅力と対峙して、とってもおもしろい。
パリの魅力は悪女の魅力といわれます。
そ!う多くの観光客のおとづれる昼の顔と
こ言葉に表しにくい。
いってみれば悪女の魅力の顔!!
ギルはパリの屋根裏部屋に住みたいと
こころゆくまでパリ色に染まってみたいと・・
私も、大学のクラスメイトが泊ってる屋根裏部屋に行ったことがあります。
そこからはつんと澄まして、一見、こ意地の悪い冷たいパリジャンが歩くしゃれた歩道の顔でなくて、
暖房の小さな煙突立ち並ぶ、屋根、時折煙のでる庶民の生活が見えるんですね。
なぜ、魅力的なのが、パリの夜中なのか・
この映画から、わかりにくいけれど・・確実に楽しめる映画であることは事実。
女性3人の配役もすんなりはまっているし・・
有名登場人物もぴったりで楽しくなるんですね~
アメリカ人の見たパリです。
ほんとのパリはもっと奥が深く、憂いに富んだ悪女の魅力を兼ね備えているんです。
そんなふうに見る映画です。
読んでくださってありがとう、
私もこの映画をj.comのチャンネルで偶然見て、面白く、驚きました。もう3回は見ました。フランス語を独習していて、仏語の映画、ドラマなら一応見ます。「女優マルキーズ」、「マルセルの夏休み」「マルセルのお城」なども見ました。
この映画は本当に面白いですね。ガイド役がカーラ・ブルーニだったとは。キャシー・ベイツはフランス語おスペイン語を上手に話していましたね。