<唐招提寺御影堂と障壁画展>東山魁夷
を豊田市美術館へ見に行きました。
唐招提寺が大規模修理のため5年間拝観できないのです。
その期間中こういう催しが地方にあるのでしょう
唐招提寺においても、襖絵は特別のときしか見られません
大変貴重な機会です。
10時過ぎに現地につきましたが
駐車場は満杯で
特別に用意された駐車場へ回り驚いてしまいました。
チケット売り場でも行列です
東京の国立西洋美術館や東京都美術館ではではよくこういうことがありますが
地方の美術館ではこんな混雑は初めてです。
先回はここへデトロイト美術館展に来たことがありますが
こんなにこんではいませんでした。
唐招提寺は中国の高僧鑑真が開祖です。
日本に来るのに何度も座礁して
やっと日本にきていただけて、
いろんな教えを広めてくださったりのですね
詳しくはこちらへ
鑑真と唐招提寺
http://www2.nhk.or.jp/school/movie/clip.cgi?das_id=D0005403012_00000
東山魁夷さんが唐招提寺から襖絵と障壁画を頼まれたとき
鑑真様が見たかったであろう日本の自然
そして彼の生まれ育った中国の描くことにして中国は墨絵として表現することにしたそうです。
東山さんにとっても水墨表現は初めてで
並々ならぬ苦労をなさったものとうかがわれます
それくらい精神性の高い作品として描かれているのです。
彼の有名な群青と藍を基調とした作品群とまったく違和感なく美しい墨絵は蒼の世界として描かれてる錯角にすらなります
東山魁夷さんの絵画に対する真摯な姿勢もうかがわれ、
精神性の高い展覧会でした。
今回初めて収蔵品展示も覗いたのですが、
エゴン・シーレの作品が2点もあるのに驚きました。
売店ではこのような本も売られていて
そこにもこのトヨタ美術館が紹介されているんです。
エゴン・シーレは若くしてなくなった画家で
先の師従していた先生のあこがれの画家だったんですね
この売店は面白い本が売られているんですね
★東山魁夷がフランスに留学したときの詩画集の復刻版
絵はリトです
★私的に気に入った本
有名絵画の主人公がみなねこもの
描いた作者も猫名です。
山笑う薫風の初夏
自然に恵まれた豊田市美術館にふさわしい展覧会だと思いました・
読んでくださってありがとう
http://www.museum.toyota.aichi.jp/exhibition/2017/special/higashiyama.html