金曜日に名古屋の金山で催し物があり、でかけました。
地下鉄を降り、空いてるほうの改札口が近道でした。
改札からちょっと見えるところ、目立たないところで一人の男の人がうつむいて、ぼ~と立ってます。
年のころは50くらい痩せて、普通の格好はしていますが、
何か私の心に伝わってきました。
改札口から出て、私のいく方向で彼の前を通り過ぎました。
新聞と少しの段ボールが下にひかれていました。
私は少し戻って、声をかけました。
「あの~すいません。おうちのないひとですか?」
彼はびっくりして、
「あ!すみません、すぐかたつけます。」と答えました。
「イエそういう意味でなくて・・・・・「、ビッグイシュ―」という本を御存知ですか?」
「いいえ、知りません。」
「ビッグイシュ―はホームレスの人の自立のための雑誌で一冊売ると180円が本人のもうけになります。
それをうってる人が金山の南口にいます。
ボストン美術館へ行くほうの出口です。
そこへ行ってその方に相談してみてください。
ホームレスのかたの支援をしてるグループの方と接触ができます。
そういう方を知っていますか?」
「イエ知りません。南出口ですね。」
「今10時ですけれど、彼がいるかどうかわかりませんが、毎日いるはずですから。まわりの人にきいてみてください。今後のこと。これからのことも相談できると思います。」
「はい、行ってみます」
「あの~お金持ってますか?」
「全然、ないです。」
「じゃあ、これでなにか召し上がってください。」
と、みっちゃんにしてはちょっと、まとまったお金を渡しました。
以前とっても寒い日に震えているホームレスの方を見かけたとき、
彼のプライドをきずつけないように気を使ったわりに、
もっと差し上げればよかったと何度も後悔したからです。
私は恥ずかしいので、さっさと立ち去りました。
彼はびっくりしている様子でした。
彼のように
ほとんど荷物らしい荷物を持たないホームレスの人は新米なのです。
どこへ行けば食事にありつけるかとか、知りませんし、
路上生活に必要なものもなにも持っていません。
ホームレスのかたの支援の団体と接触のとることもわからないですね。
私が見かけたとき、じっと下を見て、動かない彼は何を思っていたのか。
私にはわかりません。
今後、彼がどう動くのかもわかりません
私の接触の仕方がよかったのかどうか何度も考えました。
後、どうするかは彼次第!
こんなおせっかいおばさんがいることで、少しがんばってほしい。
どうしたらいいかのヒントをつかんでくれたら、うれしいです。
先日、親子3人が飢え死にするニュースがありました。飼い猫も飢え死にしてたそうです。
知り合いにお金を貸してほしいともいっていたらしい。
ちょっとおせっかいなおばさんがいて首をつっこんでくれたら・・
と思ったんです。
幼児虐待などもそうです、世間から無関心な立場の人が陥るんです。
おせっかいな人がいれば防げることも、あるかもしれません。
多分、みっちゃんはこれからも勇気を出しておせっかいを焼くつもりです。
この記事は決して、私はこんなん慈善行為をしましたということをいいたくて
かいたのではないです。
私の様なおせっかいをしたり、ホームレスのかたの支援活動に、少し理解をしてもらいたいからです。
私の周りの自分は家がらもよくご主人もエリートでといわれる方が
ホームレスの方のことを「社会のごみ!』といわれ、驚いたことがあります。
「税金も払わず、働きもせずに、いいきなものだ」という人もありました。
そういうことをきくと、ちょっと哀しいんです。
名古屋金山駅で、おせっかいおばさんのちいさな出来事でした。
読んでくださってありがとう。