信州スロウライフ12ヵ月

野菜や草花と暮らす生活

2008年お正月

2008年01月03日 23時37分19秒 |  日記
年末の2度の雪で八ヶ岳は久し振りに姿を見せ、麓まで真っ白になっていた。
鳥肌が立つほど美しい山になった。

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29日から休みに入った。
泊り客があり、年末の大掃除は先行きに延ばし、料理の買い物などで
すぐに大晦日になって行った。
昨年は同じ時期は蓼科の山荘で、子供や姪一家などと大人数で雪の中で過ごした。
年末の天気予報では大一級の寒気が入って来て大雪になるとの情報を何度も聞き、心中秘かに恐れていた。
確かに大晦日から雪は降るし、家の中の花瓶の水は凍っているし、冷蔵庫より廊下のほうが気温が低いし、客が気の毒だった。
今までと異なったのは、今度は炬燵の生活で、ストーブやエアコンで
何となく足が暖まらない都会の生活より、外気温は低いけれど炬燵に入ったが最後、そこから動かないので足はぽかぽか、お陰で眠気も同居だ。
炬燵の住人は犬も含めて、テレビを見ながら、行く年来る年を記憶のかなたでうつらうつらしながら見送っていた。
食事をしながら美味しいお酒を飲み、炬燵で温まったら最後もう居眠りの世界へ直行となった。
そのような年の瀬を過ぎ、今年ほどゆっくりした暮れはなかったねえと言いながら新年明けましておめでとうと言ったかと思ったら、客は
次の訪問地へ向かって出かけて行った。
すっかりなついていた犬2匹は、突然静まり返った家で、寂しくなったのか食欲も無くなり、碌に食事もせず不貞寝を決め込んだ。
2日間そのため私は、暮れの大掃除を新年から始めた。

働いていると時間の過ぎていくのを左程早くは感じないが、休みとなると、何故か1時間が10分くらいにしか感じない。
どんどん時間が過ぎ行き、焦り始めたがもう明日は仕事始めだ。
ぼけた頭で仕事に向かうわけに行かず、リハビリのため、外出した。

初詣に小淵沢の身曽岐神社に出向く。
昨年もこの神様に1年の無事をお願いし、8月の薪能に心を奪われた。
おみくじを引いたら・・・・・有難いお言葉で元気が出るではないか。

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原村から小淵沢から山梨側に向かうと気温が3度くらい違ってくる・
雪も無い。
富士山が美しい姿を見せていた。
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大泉町は八ヶ岳の南麓で標高も異なるが、暖かい。
11月に知り合った陶房を訪ね、新年から使い始める自分の湯のみ茶碗を買い求め暫くご主人と話し込んだ。
ここでは自分のしらない世界のため、緊張感で一杯になり、緩んだ頭のねじをぐっと巻いて頂いた感じになった。
これで三が日は終了した。

亥年の1年間は自分を含め、ムスメとムスコ夫婦も共に新しい私の生活に向かって貴重な時間を捧げてくれた。
お陰で突然やって来た信州での生活は様々な出来事の中から、落ち着いた生活を手に入れることが出来た。
純農村に入り込むのは難しいと言うが、ご近所もとても大事にしてくれて、笠子地蔵のように玄関に野菜が置いてある日々を過ごしている。
新たに仕事も得てその中から、これまで持ち合わせていなかった、自分の価値をこの年になって初めて感じ始めている。

さあ、波乱に満ちた亥年が終わり、今年はどうなるか、野菜作りも進歩したいし、楽しんで毎日を送って行こうではないか。