信州スロウライフ12ヵ月

野菜や草花と暮らす生活

地産地消

2016年12月11日 18時38分24秒 | Weblog





コシヒカリの玄米




2分搗きは胚芽がほとんど残っている。





近所の農家から頼んでいた新米が届いた。
南アルプスの冷たい水を引き込んだ三峰川(みぶがわ)の田んぼで育ったお米だ。
伊那は天竜川流域と三峰川流域の田んぼに分かれるが、今回初めて近所の農家から30キロ
分けていただいた。

長野県、コシヒカリという銘柄だがコシヒカリというと新潟産が有名だ。
新潟産は水分の保有率が19.2%で、長野県産は16%以下という。
だから新潟のコメは水分が多いから粘っこくもっちりとしているという。
精米の段階で水蒸気を吹きかけて19.2%にするそうだ。

長野産はやや硬めだから炊飯の際水をやや多めにして炊くと良いと聞いた。
しかも一番おいしいのは精米する時に2分搗きにすると一番おいしい味になると言われた。
魚も果物も野菜も皮と実の間にうまみがあるのでそれを取り除き形良くしてしまうと
本来のおいしさは取り除いてしまうから、米は白米はきれいだが2分搗きを食べると
本当のおいしさを知るという。

玄米を届けて頂いたので早速2分搗きに精米し水を多めにしてご飯を炊いた。
2分搗きのコメを食べるのは初めてでせいぜい7分までしかしていなかった。

色は黄色を帯びているが一口食べたら違いは大きかった。

先日、赤かぶと野沢菜を漬け終わり、冬の準備が終わった。
おいしいお米と漬物、夏に漬けた梅干し、昆布とかつお節で取った出し汁のみそ汁はこれもまた
畑から直行の野菜を入れ和食のおいしさをたっぷり味わった。

退職し伊那で暮らすようになってから食の大切さをこの年齢で、だいぶ遅いが
つくづく感じている。