かねてから行こう行こうと思っていた、白馬五竜高山植物園へ出かけてきた。
昨日の方が晴れており、今日になって失敗したと思ったが、まあいいや、下見と思えば
曇り空の方が日に焼けなくて済む。
長野道を自宅を出発して2時間20分で白馬へ着いた。
移住して来てどこへでも気楽にいけると思ったら大間違い。
何かと週末は忙しく、特に冬季は冬篭りだし、夏はといえば畑を休めずなかなか遠出が出来ないことに気付いた。
もう3年目になるが段々億劫になるのがわかっているので、そういっても南北に長い長野県、
今朝早く県知事選挙をしてから車で一気に高速に乗った。
豊科インターを降り、穂高、安曇野、大町、白馬と続く147号線を走る。
里山風景が続き、意外に気温が高く遠くに北アルプスが見えてきて、その高さに
胸がどきどきする。
八ヶ岳の広がる茅野や原村の比ではない。
山々が連なり重なり、雪がまだ残っており、やはり長野県の屋根だけあって、高さが違う。
白馬は初めてだが、もう少し走ると、八方池があり栂池があり、その先は新潟県になる。
途中は黒部へも繋がる。
11時前に白馬五竜に着き、麓からゴンドラに乗り、自然植物園に到着する。
広い広い植物園は高山植物が咲き、目の前には3,000メートル級の白馬の山々が連なって
雪渓もあちらこちらに残っている。
4時間ほど写真を撮り、トレッキングコースを歩き、又リフトに乗って麓に戻って来た。
丁度植物園は青いけしの花とコマクサが咲き終わり、赤花しもつけ草が全山に咲き乱れ
ピンクに染まりそれはそれは見事な景色であった。
思い切って、出かけて来て良かった。
今日は下見とか言いながら、多分、又トレッキングに火がつき、暫くどこかへ出かけたくなることであろう。
見慣れた景色の八ヶ岳の見える原村へ戻って来たが、険しい北アルプスの見える景色と
違って穏やかな居住地に、ああ長野県は何と自然に恵まれた土地であろうと妙に嬉しさを感じたものである。