Il film del sogno

現実逃避の夢日記

黒い雨/TOMORROW 明日/ユナイテッド93

2006-08-17 01:42:00 | 日記
8/16(水)雨のち晴れ
早朝起床。
釣り行きで一日置いたが池袋へ。
今村昌平の『黒い雨』黒木和雄の『TOMORROW 明日』を鑑賞する。
お盆休み中は中高年層中心に満席であったが、今日はさすがに4割程度の入り。
相変わらず若年層・女性客が極端に少ない。
今村・黒木は硬派好みか。
両作ともいまさら説明不要の戦争映画である。特に広島・長崎の原爆投下を扱っている。
その作家性ゆえにアプローチの違いがあり、感動とともに興味は尽きなかった。
しかし、TOMORROWのフィルム状態は酷かった。大画面に堪えない。2割方評価が落ちる。
黒木和雄はそのあと『美しい夏キリシマ』(2003)『父と暮らせば』(2004)と佳作を連発している。
遺作『紙屋悦子の青春』(2006)は、いま岩波ホールで上映中。観に行かなければ・・・。

終映は2時前、そのまま西武線で豊島園まで。ユナイッテッド・シネマとしまえんにて『ユナイテッド93』を鑑賞。
9.11のテロ事件でハイジャックされた4機の航空機のなかで、唯一、目標に到達することなく墜落したユナイテッド航空93便の物語。
監督は『ボーン・スプレマシー』のポール・グリーングラス。
大物スター不在。
実際の管制官やパイロットも多数採用。
全編手持ちカメラのドキュメント風の映像は、生々しく圧倒的な臨場感が胸に迫る。
エンターテイメントの対極にある作品であるが、観る価値はある。

自分に死期が迫ったとき、最後に連絡するのは誰で何を言う?
コメント
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