Il film del sogno

現実逃避の夢日記

テイク・ディス・ワルツ

2012-08-22 01:45:21 | 映画
8/21(火)晴れ
英国出身の老監督が自殺したと新聞で知る。兄弟そろって大作を連打していたがデビュー作(デヴィット・ボーイをキャスティングしたヴァンパイアもの)が最も印象に残っている。体調7割方回復で出勤に及ぶ。まだ少し体がふらつく。こういう時に限ってでかい商談がくるもんで巨大メーカーの上品な担当と数百億の見積算段。夕刻早めにフェイドアウトして渋谷で途中下車。文化村のル・シネマでは贔屓女優の新作がかかっている。これをクソミソに云う(主に男性)の気持ちも、激賞する(主に女性)の心情も解る。色彩感覚に優れ、丁寧なプロダクションデザインが施された愛すべきか佳作だと思ふ。基本的には≪よろめき≫ものであるから、どう修飾したって生々しくなる。しかしミシェル・ウィリアムズはホンモノである。一見ドン臭く、見様によっては妖艶な雰囲気を醸し出して脱ぎっぷりも潔く文句なし。まだ若い女流監督は教訓めいた結末を突きつけていたが、さよう、人生は回転木馬の如し。誰と乗り合わせても同じ舞台を廻るだけである。早目に帰宅して愛犬と遊ぶ。
コメント
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