かぞくのくに

8/10(金)晴れ
連休前の最終日。周囲は3割ほど盆休みに突入。じっくり腰を据えて事務処理をする。夕刻、フライング気味に直帰して新宿で途中下車。テアトルでは単館上映の邦画がかかっている。監督は在日2世。2005年に製作された彼女のデビュー作はわが年度ベストの一本。加えて『息もできない』のヤン・イクチュンが出演とあれば大いに期待。監督自身の体験を基にしたストーリーだそうな。ドキュメンタリー風の長廻しにリアル感が増す。役者も力演で安藤サクラと井浦新はベストの起用でありましょう。クレイジーな隣国の悪口は何とでもいえる。確かに不気味な政治背景に怒りは感じる。しかしそんな国に親兄弟が住んでいる者もいるのだ。母国や家族について考えさせられる佳作である。帰路はジムに寄って2キロの遠泳。深夜までうたた寝をして男子サッカーの敗戦を見届ける。