桐島、部活やめるってよ

8/12（日）曇り時々晴れ
9時、遅めの起床。愛車に乗って近所のシネコンで先週末から公開の邦画を鑑賞。原作は読了済み。口語による高校生のモノローグ小説。作者が10代ということもあり話題になった。肝心の人物が最後まで登場しないと云う設定は小説でも映画でも先例がないわけではないが、鮮烈だったのはその語り口だろう。過去作に凡作がない監督の手によって原作の良きテイストを残したまま映画的な効果もあげて大変面白かった。細かな学園生活のスケッチと日常会話の自然な応酬が素晴らしい。スポーツに熱中することも、周囲との関係にイラつくことも、もちろん密かに異性を見つめることも、あれもこれも青春。滑稽で切なくて残酷な誰もが経験するエピソードを見上げて暫しミドルティーンに戻った心地。シネコン内のショップで買い物をしてカフェで読書。ジムで遠泳をして帰宅。夜は一家総出で外食をする。