9/14（金）雨後曇り
理由なく休暇取得。未明から小雨が降る。近所のファミレスで定番のブレイクファスト。愛車で隣町のシネコンへ。本日初日8：50開始の邦画を鑑賞。場内単身の高年層男女１０名弱と閑散。原作コミックスあるようだが未読。「ヒメアノール」や「犬猿」の吉田恵輔の新作を期待しないわけにはいかない。ハードルを上げて観たが、紛れもない傑作である。細部の造り込みと役者の使い方、回想シーンの挿入など実に巧い。社会性ある重喜劇。強烈な登場人物たちのアクの強い描写を見せられてテンションは張り詰めたままラストまで。閉鎖的な地方都市、陰鬱な家庭事情、出口のない中年男としたたかなフィリピン娘の結婚話が親子愛にまで掘り下げられ圧巻。特に女優陣・主演のナッツ・シトイ、木野花、河井青葉が素晴らしい。今年度ベストの一本。一旦帰宅して愛犬と散歩。再度近所のシネコンでこれも公開初日の邦画を鑑賞。こちらも原作コミックスあるようだが未読。若年層中心に５割以上の入り健闘。ジャンルは業界バックステージもので、更には気合の入った文学少女の成功譚。泰然自若としたヒロインの気風の良さに爽快感あり。主演のお姉ちゃんは、なんちゃら４８の類だろうと思っていたら、実際そうだった。超美少女だったアヤカ・ウィルソンが麗しく成長していたのに一番感心した。監督の月川翔は、なかなかの才人である。帰宅して床掃除を少々。夜はTVで高校生クイズを漫然と眺める。
