11/8(金)曇り後雨
社内キャビネットの整理キャンペーン実施。ペーパーレスも掛け声倒れであることが良く判る古文書の堆積にため息。個々人の性格と云うのも良く判る。物持ちの良い整理下手というのがもっとも性質が悪い。昼にネギトロ丼とモリ蕎麦のセット。900円なり。定刻退社して池袋で途中下車。グランドサンシャインにて本日公開の邦画を鑑賞。白石和彌の新作。家族のお話。単身の若年層中心に10数名と閑散。北関東と云うロケーションは独特の寂寥感がある。夫の暴力から子供たちを守ろうと罪を犯した母親。15年振りの帰郷に子供たちの対応は、というのがメインストーリー。原作小説あるようだが未読。これは役者の熱演に尽きる。佐藤健、鈴木亮平、松岡茉優の三兄弟は新境地であり、キャリア最高の仕事振りだろう。田中裕子や筒井真理子も憎らしいほど巧い。佐々木蔵之介も凄みのある好演。15年という時間の経過が事件を冷却もさせるし増幅もさせる。血縁とは宿命なり。これは年度ベスト、必見の邦画である。