11/18(月)曇り
早朝から提出物の案内やら雑用やら。昼に定番の中華。卵と豚肉と木耳の炒め物と麻婆豆腐定食。780円也。定刻退社して新宿で途中下車。武蔵野館で先週末から公開のインディ系邦画を鑑賞。この監督の前作は昨年5月に同じ武蔵野館で観ている。≪どこにでも居そうな二十代後半女性の日常。過去を引きずって覇気なく淡々と暮すフリーターのグズグズ感に共鳴できるか否かで評価は分かれるだろう。この手のインディー映画の楽しみは鮮度のある若い才能に出会えることにある。この監督は過去作でも感じたが、人や風景を実に叙情的に描いて好感がもてる。主役のヒロインより、教え子の川崎ゆり子が儲け役。三浦貴大も適役ですな。愛すべき佳作。≫注目すべきはズバリ松本穂香だろう。なかなか面白い素材だと思ふ。田舎育ちの若い女の子が都会で成長する、というストーリーはいかにも低予算・インディーものの王道を往くテーマである。信州・野尻湖周辺の景観の美しさと昭和の香りがプンプンする銭湯と滅びゆく商店街とのコントラスト。何世紀も変わらぬ絶景と移り変わる街並み。どんなところにも人と人の営みがある。