おんなの魅力は四十路から

6/13(水)晴れ
空梅雨、猛暑の予感。
早朝から来客、昼前に上野・末広町へ。
秋葉原で昼食。午後も来客二組。同業者と怪しきコンサル。
夕刻、作業ピッチを上げる。
１９：００　銀座の鉄板焼き屋で旧知の同僚と懇親。年齢不詳の婦女子を相手に森羅万象四方山話で盛り上がる。
帰宅は０時過ぎ。
調べものやら探しものやらをして結果深夜までこうしてパソコンに向かう。

メタボラ

6/12（火）晴れ
快晴なり。気温も上昇。
早朝から派遣社員の面談。
広島出身、２５歳、独身、都内に実弟と同居、前職の広告代理店が倒産して派遣登録・・・だそうで『本当に弟さんと住んでるの？』の問に少々ムッとされた。
溜まった書類を片付ける、故人面談をする。そうこうするうちにはや夕刻。
桐野夏生の新作を読了。沖縄を舞台にニートを扱い新聞連載された長編小説。
独特の毒を放つ一連の作品群から比べるとやや平坦か。しかしそこに描かれるのはドメスティック・バイオレンス、家族の崩壊、格差社会、Ｎｅｔ集団自殺・・・現代社会の病巣のオンパレードである。
時代が病めば人も病む。

悪人正機

6/11(月)雨のち晴れ時々曇り
・・・という不安定な天候。
定刻起床。何故か休みである。
隣駅まで早朝エクセサイズへ行く。
順番待ちをしているのは、おじいちゃん・おばあちゃんばかりである。駐車場の３割はベンツ。う～ん、年寄りは金持ってるなぁ。２時間ミッチリ汗をかく。
今年の正月、大枚叩いて購入した掃除機が不調である。メーカーへクレーム。近所のサービスセンターへ持ち込む。不手際あり二度往復。合間に愛車のオイル・エレメント交換、タイヤのローテーションをする。ついでに給油も。諭吉二枚消滅。
１１年目に突入した我が愛車。左の窓が開かない、ことを除けば不具合なし。
あと５年は乗るぞ！
久しぶりに吉本隆明を読む。
正確には糸井重里の聞き取り集。
昭和の大評論・思想家にして詩人の枯れた人生訓もまたよし。

監督・ばんざい！

6/10（日）豪雨のち晴れ
午前激しい雷雨あり。
車で近所のシネコンへ。
北野たけしの新作を鑑賞。観客３０名内外。カンヌで上演された３分間の短編も併映。
過去１２作品をものしたマルチタレントは、時折こうした人を食った映画を作る。
まっとうな評価を拒絶するごった煮のような怪作である。
評論家は徹底したナンセンスにとってつけたような意味を見出すかもしれないし、カルトなファンはタケシ・ブランドの滑ったギャグに喝采するかもしれない。
小津風、忍者、恋愛、ＳＦ、ドタバタ、ノスタルジー・・・作っている本人は楽しかろう。大多数の観客がそれを共有できないだけである。
フェリーニの１／８を思い出した。
映画監督と言うものは人知れず苦悩するものなのでありましょう。

再婚生活

6/9(土)晴れ時々曇り
入浴もせずに明け方就寝。
昼前に起床。
のんべんだらりんとひねもす居間でＴＶを見る。
夕刻、晩の食材の買い物に出かける。
年に何度もない怠惰な休日・・・。
山本文緒の日記風エッセーを読む。
鬱病日記である。
なるほど身内をはじめ周囲に鬱を患う者多し。欝は万病のもと。

あるスキャンダルの覚え書

6/8(金)晴れ
半舷上陸って何だ。選択性の休暇で職場は出勤率４割弱。閑散としている。
電話もなく事務処理がはかどる。
昼にカレーバイキングを食す。1000円なり。来客が2件。夕方、面接。
夜は日比谷でジュディ・デンチとケイト・ブランシェット、２大女優による文藝ものを鑑賞。このガップリ四つ相撲は凄い。孤独な老教師と奔放な美術教師の奇妙な関係と葛藤を描いたイギリス映画。アメリカであった１３歳の男子と担任教師のスキャンダルがモデルになっているそうな。
役者良し、シナリオ良し、演出良し。文句なし。
年度上半期のベストの１本が出た。

ザ・シューター/極大射程

6/7(木)晴れ
早朝から鴨居へ行く。だらっと商談。帰京すれば昼である。今年初めて冷やしタヌキ蕎麦を食す。午後から怒濤の書類整理。アッと言う間に夕刻である。携帯がなる。定例会であった。駅前の中華屋で腹ごしらえをして、有楽町マリオンでマーク・ウォールバーグ主演のアクション大作を鑑賞。まぁ人が虫けらのように死んでゆく凄まじい殺戮映画。組織の歯車のひとつだった射撃の名手の復讐譚。おまえは必殺仕事人か。スカッとするはずのラストも何とも後味が悪かった。命って大切。終演後、駅前の居酒屋で合評会。

クィーン

6/6(水)晴れ
快晴、暑い、ぞろ目の６月６日。
早朝から千葉方面へ出張る。新木場から内房線で五井へ。商談１時間。料金を値切られる。工場見学をして先方の役員と高級寿司割烹にて昼食。謹んでご馳走になる。東京へ戻り駅の喫茶店にてアシスタントと業務打ち合わせ。三時のおやつにケーキセット。夕刻、八重洲のホテルで業界関係の総会と懇親会。同業者多数。途中で抜けて日比谷シャンテ・シネにて今年度のアカデミー主演女優賞を獲ったイギリス映画を鑑賞。場内妙齢の女性９割でムンムンたる雰囲気。女性はロイヤル・ファミリーネタがお好き？ヘレン・ミレンの熟練の演技と存在感が凄い。やけにチャールズをコケにしてブレアを持ち上げていたのが気にはなるが、重厚なドラマでありました。まぁ満足。映画はやはりシナリオと役者である。

ユネッサン

6/5（火）晴れ
少し寝坊が出来た。朝風呂に入る。池袋・小田原経由で箱根湯本まで。駅前で帯同者と待ち合わせ。タクシーで箱根小湧園・ユネッサンまで。壮大なお風呂の遊園地である。商談10分。施設をざっと見回り昼前にロマンスカーに飛び乗り一路新宿まで。慌しい悲しき出張なり。夕刻、小会議。2時間で問題点を整理。携帯が鳴る。そうそう今日は定例会である。1時間半も遅れてメンバーがむくれるのに平身低頭しバトル開始。トップを２度獲り定刻に終了。おかみが差し出すカルピスに夏が近いことを感じる。

理解は能力ではなく願望である

6/4(月)晴れ
いつもと変わらぬ週明け。
朝からミーティング。以後、終日事務処理。夕刻、困ったちゃんと個人面談。深い溝（ギャップ）は埋まらず。人を評価するのは難しい。同僚のディーバより先週末の花束のお礼。ダラダラと残っていると晩酌のお供のお誘い。少し変わったメンバーで中華を食す。帰宅は0時。昨夜の睡眠時間は2時間弱。気がつけば机でうたた寝。

大日本人

6/3(日)晴れ
天気良し。目覚めも良し。朝食後、昨日同様、散歩と映画。お笑い芸人・松本人志の監督作を豊島園で鑑賞。結構な混雑である。カンヌで話題になったが、国内試写もせず、ストーリーの紹介さえなし。それは予想通りカルトな作風であった。意表を突いたインタビュー形式の進行とチープなヒーローＶＳ怪獣もの。そして何故かピクサーの『Ｍｒ．インクレディブル』を思い出した。北野武を例にとるまでもなく、コメディアンは繊細でシャイである。下品で厚顔な井筒作品より、よほどしっかり問題提起（家族・いじめ・老人などの現代世相）がなされている。滑ってるのは確信犯であるし、陰鬱なギャグを我慢すれば、まぁ笑えるところもあった。しかし、ネットでの評判は悪い。偉そうに映画評など書くからかな。考えてみれば、ＴＶをほとんど観ないのでダウン・タウンのコントって一度も観たことがない。お笑い芸人としてはどうなのだろう？
平和台でエクセサイズをして１５：００帰宅。愛車を洗車する。夕餉の食材買出し。夕食はスペシャル冷やし中華。

Ave Maria

6/1(金)晴れ
月も替わり、夏モード、ノーネクタイの勤め人が目に付く。
社内を配属された新人が緊張した面持ちで挨拶に廻っている。
会議と来客、決裁やら雑用やらで、瞬く間に夕方になる。
同僚が小さな発表会で歌うということで目黒のホールまで聴きに行くことにする。
駅で花束をもとめる。
柿の木坂を登った立派な公的施設にその小さなホールはあった。
音大出身の彼女は、学校のＯＧと年に何回か、こうしたコンサートを開くそうな。
開始３０分に入場。３番手の歌手が歌っている。彼女の出番は６番目。
最初と次の演者を聴き『これは拷問になるではないか・・』と思われた歌唱力も、三人目辺りから徐々にあがり、おっ！と思わせる美声の主も現れる。
友人登場。深紅のドレスが長い四肢に良く似合う。声量あり音程も狂わず歌唱はまずまず。有名な歌曲のさわりを熱唱。中入りの休憩で退場、ロビーで記念撮影。都立大学駅前の居酒屋で懇親会。渋谷・池袋経由、日付が変わる頃帰宅。

そのときは彼によろしく／パイレーツ・オブ・カリビアン

6/2(土)晴れ
早朝起床。いつもの朝食、いつもの散歩。
そしていつもの映画の梯子。
豊島園にて東宝看板娘の新作を観る。単身の中年男性ばかり１０名弱。９：３０スタートとはいえこれは淋しいし怖い。
『いま会いにゆきます』と同じ原作者からか、テイストが良く似ている。ストーリーが持つコアな部分も。やや旬を過ぎた長澤まさみは、今後の作品選びが難しくなってくると思う。脱ぐかコメディーや悪女役で一皮剥けるか・・・。
終演後、東武練馬に移動。ワーナーでディズニー製作の海賊もの３部作の完結編を見る。１・２の筋をすっかり忘れていて、人間関係に戸惑ううちに滑って転んで画面はどんどん進む。面白くもなし。
本屋で書籍購入。食品売り場で夕餉の食材仕入れ。帰ってオムライスを作る。
ルーターを最新式に変えるも障害あり不調。憮然とする。

晴天時の雨傘

5/31(木)晴れのち雨
いつもより１時間寝坊。地下鉄の混雑に辟易する。品川経由で稲森稲荷へ行く。商談３０分。平和島へ移動。ここでは業務連絡１５分。昼に蕎麦をたぐる。京急とＪＲで鹿島田へ。マックで休憩後、高層ビルの２８Ｆでこれまた商談。１５：００退屈なシステム会議。山のような書類と格闘。Ｎｅｔでコンクールの締め切り原稿を書く。２０：００帰宅時には雨が降っていた。昼間、真っ青な空の下で恨めしかったコウモリ傘を開いて帰る。梅雨も近い。