大泉学園の居酒屋

10/14(水)曇りのち雨
早朝からいつも通りの雑務。電話にメール、来客に打ち合わせ。夕方、喧騒を抜け出して練馬の外れの介護施設へ行く。所長は元ゼネコンのエリートサラリーマン。これからは老人社会、最期をを看取るこうした環境が必須となりますな。帯同者と駅前の北海酒場で一献。近所に住む知り合いも呼び出してトライアングル・コミュニケーション。２時間強の懇親で練馬駅から徒歩帰宅。途中降り出した雨に秋を感じる。

悪夢のエレベーター

10/13(火)曇り
連休明けの奉公は辛い。午前中から会議あり、午後は雑務に追われ、夕刻から横須賀の外れに移転した取引先を謝罪訪問。担当者が人格者で幸い。京急の特急に乗って品川まで戻り、帯同者と駅構内の居酒屋で一献。帰路途中に池袋で下車しシネリーブルで【人間不信エンターテイメント】映画と銘打ったシチュエーションコメディを鑑賞。これはなかなか拾いものであった。内田けんじの【運命じゃない人】にテイストが似ている。少しリアリティに欠けるが、役者も良く、撮り方に工夫もされている。原作は２６万部を売った小説だそうだが、終盤にドタバタが入ったのが残念。しかし、この監督は有望株である。終演が９時前、ジムによって遠泳。定刻帰宅。

カイジ／ＡＴＯＭ

10/12(月)晴れ
連休中はよく晴れた。少し寝坊して９：００起床。定番の朝食を孤食してＮｅｔで映画の座席予約。１０：１５開始の邦画と１３：１５からのアニメを梯子鑑賞。同じ原作者の麻雀マンガは読んだことはあるが、このニートを主人公としたギャンブル物は未読。予告を見れば出来栄えについてのおおよその察しはつく。豪華配役で話題性はそれなり。しかし東宝らしい人気役者を使った安直な作りともいえる。感想以上。もう一本は、原作者が生誕８０年だそうで、新興のアニメスタジオが作った邦家の古典作品は、オリジナルへのリスペクトは感じられた。当方、正直なところ、大昔にオリジナルはＴＶで観ていたはずなのであるが、それほどの思い込みは無い。ＣＧは申し分ないがストーリーが少し薄い。ラストに有名なテーマソングが流れたのは年寄り連中にたいするサービスだろう。一旦帰宅して衣類の入れ替えをする。夕刻からジムで遠泳。夕食は茄子と茸のパスタ。まずまずの出来栄え。

私の中のあなた

10/11(日)晴れ
晴天続く。深夜まで掃除、朝食後、ルーティン通り映画鑑賞。本日の演目はキャメロン・ディアスの新作。家族愛にあふれた難病もの。原題【MY SISTER'S KEEPER】の通り、癌に侵された姉のために臓器移植を強いられた妹のお話でもある。序盤から鼻はぐずりっぱなし。健気に生きる少女とその死に向き合う家族、積み上げられたエピソードとテンポのある語り口は抑制が効いて胸に迫る。役者よし、シナリオよし、演出よし。午後はジムで遠泳とサウナ。買い物をして夕方帰宅。遠方より旧友来る。ミドルティーンからの腐れ縁である。実家のある街まで車で迎えに行く。母校やら通学路を流して旧友の母親なんぞに会う。自宅で粗食を供し３時間ほど歓談。頭髪と肌の艶に加齢の証あり。当たり前だが互いに年をとりました。

ヴィヨンの妻／さまよう刃

10/10(土)晴れ
睡眠２時間で７時起床。朝食後、インドアで１時間。豊島園で邦画を梯子鑑賞。両作とも本日初日。マイシアターは本日１０周年だそうで木戸銭1,000円、さらに割引チケットが配られた。ビバ・ユナイテッド！
1本目は生誕100年を迎え各種イベント目白押しの破滅型作家・太宰治の複数の私小説を巧みにまとめた東宝作品。副題は桜桃とタンポポ。まず当時を再現したプロダクションデザインが素晴らしい。浅野・ダメ夫と松・賢妻のキャストがこれ以上ないベストなタッグ。脇役も豪華である。画面の隅々まで配慮が施された丁寧な佳作である。
2本目は東映製作の大ベストセラーの映像化。こちらは社会性を前面に暗く重いテーマに切り込んだ意欲作である。本作も製作スタッフの高レベルな仕事ぶりを堪能できる良作である。
いったん帰宅して駐車場の屋根の修理と洗車をしてジムでルーティン・エクセサイズ。夕食はチキンのから揚げ。

わが身を肥やす中華料理

10/9(金)曇り時々晴れ
大家が休みの巨大ＩＴビルは森閑として気のせいか室内温度も下がっているように感じる。昼前に日比谷の某メーカーへ。担当者は来年還暦とは思えない紳士である。互いの知人の話題で盛り上がる。昼食に坦々麺とマーボー豆腐を食し身中ホットな状態に。退屈な事務作業に睡魔が襲う。夕刻、赤羽の兄弟会社を訪問。多弁な代表と１時間の懇親。そのまま帯同者と池袋の中華料理店で夕食。客の８割は中国語を話して豚のスペアリブをしゃぶっている。家庭的で美味い。ジムで遠泳・サウナの後にロッカールームのヘルスメーターに乗って仰天、足取り重く帰宅。

Ｈｏｍｅ

10/8（木）台風一過晴天
明け方の４時に居間で覚醒。入浴して読書、朝食、そして定刻に出勤。電車の乱れは無し。但し同僚は遅刻者続出。昼近くまで半数程度。夕刻の打ち合わせもそこそこに中野へ急ぐ。南口から徒歩５分。小じんまりした小奇麗な小屋で知り合いから案内された芝居を鑑賞。新進気鋭の贔屓劇作家の書き下ろし新作をベテラン俳優が演じる。舞台は老人ホーム。お話に新味はなくよくあるホームドラマのようだった。作者も役者も真の実力はこんなものではないだろう。筆の乱れと稽古不足は否めまい。駅前の居酒屋で帯同者と懇親。２３時お開き。自宅まで徒歩で帰り日付をまたぐ。

のんちゃんのり弁

10/7(水)雨
三日続きの雨である。超大型台風が２年ぶりに本土上陸間違いないそうである。終日事務処理、引っ越しも近いので書庫整理をする。いくらでも出てくる書類の束。たかが１０年前のものでも歴史の重みを感じさせる。夜は有楽町スバル座にて単館系の邦画を鑑賞。レディースデーにもかかわらず観客まばら。打ち切りは近いとみた。内容はアラサー子持ち女の自立を描いたベタな人情もの。主演女優は嫌いではないが、こうしたはじけた役には似合わない。脇役陣、演出はよし。編集や美術もプロの仕事である。押さえどころではしっかり泣かされて、個人的には佳作。嵐の前の静けさ、やや小降りになった夜道を帰宅。

闇のまにまに

10/6(火)雨
秋雨前線と併せて大型台風が本土上陸をうかがっているようで週末にかけて厳重な警戒が必要なようです、以上ニュースから。だらだらと一日降り続いております。仕事も同様。何か切れが悪い。夕刻、同僚と激しいバトル。人の真意を忖度するのは本当に難しい。くさくさするので銀座でレイトショウを鑑賞。内田春菊原作のエロティック・サスペンス。主演女優はつい最近引退したＡＶ嬢。ノースター、ローパジェット。このチープさはまるでロマン・ポルノだな。しかしそれは悪口ではない。ピンク映画には普遍性も思想も哲学も社会性も問題提議もある。湿って冷えた夜道を歩いて帰る。

あの日、欲望の大地で

10/5(月)雨
秋の長雨が終日ダラダラと降り続く。一雨毎に秋めいてくる。来客が３組、同業者、メーカー、兄弟会社。夕方から鶴見線で京浜工業地帯の取引先を訪問。気合いの入った担当女子と久しぶりに会う。夜は有楽町で帯同者と小一時間懇親。１９時からテアトル銀座で２大贔屓女優競演のインディーズ映画を鑑賞。【２１グラム】や【バベル】のシナリオライターによる初監督作。三世代にわたる女性のサガとカットウを描いた暗い内容である。海や空や大地や砂塵に夕暮れ・・・全編を彩るシネマトグラフィーが素晴らしい。道ならぬ愛欲に溺れるヒロインをシャーリーズ・セロンが熱演。麗しく憂いを含んだ表情がよろしい。子役との繋ぎが少し難あり。しかしまぁ退屈せずに観れました。ジムで遠泳して帰宅。

高級回転寿司で祝賀

10/4（日）晴れ
午前中に起きることは起きたが動きが鈍い。パン屋で焼きたての食パンを買いサンドイッチを作ってブランチにする。正午過ぎに重い腰を上げてジムで遠泳、買い物を済まして夕刻帰宅。すぐに夕食のために光が丘の回転寿司店へ行く。満席、席待ちのリストに名前が並ぶ。６時、席へ案内され会食開始。皿を重ねて小一時間、家族４名でお会計9,000弱と大変リーズナブル。喉の渇きを覚えつつＴＶのバラエティなど観てのどかに過ぎす日曜の夜。天下泰平である。

ロボゲイシャ

10/3（土）曇り
深夜２時までうたた寝したのが災いしてそのまま朝を迎える。朝食後にインドア、仮眠をとってヤマダ電機へ修理終了のパソコンを引き取りに行く。夕方、渋谷へ出向く。旧ユーロスペースは現在シアターＮと呼ばれているそうな。公開初日１６：００開始予定の邦画を観賞。上映後の舞台挨拶付き。昨年【片腕マシンガール】という言語道断なカルトムービーを監督した異才・井口昇の新作は、前作に輪をかけたクダラナサ加減である。画面の１０倍可愛い主演女優らに囲まれてハニカム邦家のタランティーノは、本作をたったの１３日間でクランクアップしたという。観客は撮影現場の裏話などは知らなくても良いがこれは凄い。メジャー作品の１／１００でも予算と時間を与えたらとんでもない傑作を作ると思う。大いに笑って劇場を後にして帯同者とラーメンを食し喫茶をして解散。帰路にジムに寄り遠泳とサウナ。早めの深夜２時に就寝。

奴らを高く吊るせ！

10/2(金)雨時々曇り
憂鬱な雨の週末。午前中から密談、昼は妙齢のレディーたちと昼食、餌で釣っての説得を試みる。午後は吊るし上げと言う名の会議。泥舟からいち早く抜け出すのは誰か。早めに退社して銀座で映画鑑賞としゃれ込もうと思ったところ開始時間を勘違いして落胆。本屋で新刊２冊を買って帰宅。

アンスリユム・・・紅団扇（べにうちわ）

10/1（木）曇り
早朝から埼玉の外れの総合病院へ営業に行く。院内、年寄りばかりである。高齢化社会を実感する。バスで川越まで、さらに系列の病院で担当者に面会。池袋に戻り穴場の中華料理屋で大盛りの中華丼を食す。戻ってひたすら決裁、面接、密談、ご機嫌伺いなどなど。夜は宿敵どもと一戦を交える。勝機は二転三転し、やや浮くも終電に揺られて気分は沈んで帰宅。そっと侵入した玄関にあった鉢植えに吃驚。姉・妹からの贈り物であった。

嬉しくも楽しくもないバースデー

9/30(水)雨
終日小雨が降り続く湿った一日。朝からセッセと判子押し。昼食に秋刀魚の塩焼き。午後、川崎・鶴見の取引先を廻り、夕刻、帯同者と有楽町で一献。ガード下の飲食店で秋鮭を頂く。終わっても１８：００。ケーキを買って帰宅。節目の大台に乗り感慨あり。江戸の昔であれば隠居の年齢である。つつがなく息災に感謝せねばなるまい。