横浜ラーメン博物館

4/14(月)晴れ
午前中に埼玉県の顧客へ見積り提出。喰えない管理部長と腹の探りあい。新宿西口で昼食。以前行ったトンカツ屋がどうしても見つからない。諦めかけたときに帯同者が発見。おまえ鼻がきくなぁ。午後は横浜関内に出張る。客先不在で時間がぽっかり空く。20年振りに名物博物館へ。レトロな広場では大道芸人が水晶玉の曲芸をしていた。夜はお取引様担当と上役をホテルの割烹で接待。業界四方山話と若い時分の武勇伝を愛想笑いしつつ傾聴。2時間一本勝負。やれやれ商売貰うのも楽じゃない。副都心線の快速で早目の帰宅。

米寿祝いは蟹つくし

4/13（日）晴れ
昨夜に続いて読書で貫徹。愛犬と早朝の散歩に出て2時間ほど仮眠。ブランチの後にはジムで遠泳。夜は同居の古老の誕生日を寿ぐ。一家揃って隣町の専門店でカニ料理のフルコースを堪能する。思わぬアクシデントもあったが皆々歓談懇親して楽しき2時間半でありました。

Ｌ・ＤＫ

4/12(土)晴れ
明け方就寝11時起床。ブランチ後に部屋の清掃、次いで4ヶ月ぶりに愛車を洗車。インドアで白球を打ってジムでサウナと定期身体測定。前月と変わらず。夕食後に愛犬と散歩。深夜に近所のシネコンで本日初日の邦画を鑑賞。観客5名。題名の意味はラブ（絵文字ハート）同居だそうな。あぁこそばゆい。映画初主演のアイドル女優に本作は荷（女子高生役）が重くないか。童顔、清純の素材勝負ですな。しかし、これほど【少女マンガ】の王道ストーリーを臆面もなく堂々と描くのも珍しかろう。こちらのほうが気恥ずかしくなってきた。『或る夜の出来事』の大昔からラブコメの要旨は不変である。

おとなの恋には嘘がある

4/11(金)晴れ
帰宅して中途半端なうたた寝をしたため眠れず、読書をして夜を明かす。久し振りの徹夜である。5時台に食事を済ませて6時には地下鉄のホームに立つ。品川から静岡まで新幹線に揺られて9時前には客先到着。とんぼ返りで静岡から三島へ戻って帯同者と落ち合い午前2件目の営業訪問。終わって市場で豪華海鮮丼の昼食。更に富士宮へ移動して3件目の取引先訪問。商談があるわけではないがご機嫌伺いと四方山話。夕刻帰京して新宿で途中下車。シネマカリテで米国作品を鑑賞。全国この一館のみの上映。観客20名程度と閑散。監督は人気ＴＶドラマを作・演出した才媛らしいが未見。題名通りなかなか渋い中年男女（双方バツイチ、年頃の娘あり）の恋物語である。離婚率が高いかの国では当たり前のシチュエーションだろうが、本音と皮肉の効いた科白の応酬に感心したりニヤリとしたり。主人公たちが決して美男美女でなく、展開も結末もキレイごとにしていないところが好感持てる。夫婦、その理不尽で摩訶不思議な関係。ジムで遠泳をして定時帰宅。愛犬と遊んで録画したＴＶドラマを漫然と眺めているうちに白河夜船。

遅れて来て大勝ちするな

4/10（木）晴れ時々曇り
朝一番で日比谷の商社で引継ぎ業務。対応の役職者は30年来の知己である。午後の予定を変更して事務所に戻って雑用に当てる。定刻退社して新宿で2週間ぶりの定例会。定刻30分遅れでイライラのスタート。ついているようないないような。自分のヘボさが解るチグハグな判断で運もツキも霧消する。健全なギャンブルと云うものがないことを思い知る。春冷えのする夜道を葉桜を眺めて帰路につく。

新橋で秋田料理

4/9(水)晴れ時々曇り
朝一番で相鉄に乗って神奈川の外れまで担当引継ぎの挨拶。20年近く前に立会いで来たメーカーの事業所。古色蒼然とした佇まいは変わらず時間が止まったかと錯覚するほど。饒舌な担当と面談して往時を回顧する。午後は東急線で池上下車。こちらも新任挨拶。帰社して夕刻尾張からの来客あり。同僚3名と接待懇親。怪しき地下店舗で比内鶏のレバーやハタハタの一夜干、きりたんぽ鍋に稲庭うどんのフルコースを堪能。味も良いが値段も結構なものである。昼食を抜いた価値あり。名古屋名物海老煎餅を土産に揚々帰宅。愛犬と夜の散歩に出る。

大人ドロップ

4/8（火）晴れ時々曇り
なんだかんだと夕方まで事務処理に精を出して日が暮れかかる頃に外出してそのまま直帰の理想的なパターン。山手線を半周して渋谷で途中下車。ヒューマントラストで単館系の邦画を鑑賞。いびつな形の小屋には単身の観客が２０名程度。不入りである。誰もがノスタルジーを感じる学園モノ。柔らかい自然光が射す学び舎。男女４人のじれったい関係。魅力は各々を自然体で演じた役者につきる。原作小説あるそうだが未読。キャラを立たせたシナリオが秀逸。製作サイドが最も集客を見込んでたであろう主演女優のお芝居はお世辞にも上手いとはいえない。であるから複雑な感情表現をさせてはいけない。後半少し辛くなる。小林涼子と前野朋哉の好演は特筆しておきたい。エンドロールの楽曲は理解に苦しむ。更にはオマケ映像も蛇足ではないか。通勤列車に揺られて帰宅。沿道の桜は２分の花をまだつけている。

リベンジ・マッチ

4/7(月)晴れ
終日の期初会議。7時間以上座りっぱなしで時折眠気と闘う。夕刻、日比谷の取引先を訪問してそのままフェイドアウト。新宿で途中下車してピカデリーで洋画を鑑賞。単身の高年齢層中心に観客30名前後と閑散。う～ん。ビッグネーム競演とはいえ互いに自作（それも映画史に残る大傑作）のパロディを見せられているようで素直に感動も出来ず、かといって笑えもせず困った作品である。シナリオはお粗末ではあるが見るべきところがないわけではない。還暦をとうに過ぎている両雄のフットワークと肉体美（ＣＧか？）。ヒロイン・ベイシンガーは艶冶なり。皆々良くオファーを受けたなぁ。少し落胆して帰宅。Ｎｅｔで発注した書籍・ＤＶＤ続々届く。

サクラサク

4/6(日)晴れ時々曇り
久し振りに読書（贔屓作家の経済小説）で夜を明かした。８時就寝１１時起床。もそもそとブランチを摂って愛車に乗り込み隣町のシネコンまで出向いて先週末から公開の邦画を鑑賞。原作は未読だがさだまさしの短編だそうな。最近はやりの認知症ものである。予告編や設定でラストまで容易に予測がつく。記憶を取り戻すべく老いた父親を連れた一家のロードムービーでもある。それなりに実績や知名度のある監督と俳優を配しても出来栄えに不満あり。登場人物たちの心変わりが雑駁で説得力がない。シナリオの酷さは如何ともし難い。それにしても藤竜也が痴呆老人を演じるとは。我が老後も目の前のような気がする。インドアとジムでひと汗かいて帰宅。夕食を孤食して夜はダラダラとＴＶを眺める。

サンブンノイチ／アデル、ブルーは熱い色

4/5(土)晴れ時々曇り
明け方就寝、昼前までぐっすり眠る。午後から近所のシネコン（隣の遊園地ではお花見真っ盛り）で本日初日の邦画を鑑賞。客席は４割程度。品川ヒロシの３作目。原作あるようだが未読。吉本興業全面協力。前２作でも感じたが、お笑い芸人の余技ではない。ケレン満載の映画的趣向を凝らしたエンターテイメント作品だと思ふ。少し説明的な科白が多いのが気になったが、映画愛や漫才的掛け合いにはニヤリとした。ジムでひと泳ぎして帰宅。夕食後にＣＸの名物ドラマを漫然と見る。深夜に再度隣町のシネコンへ出向きおフランス映画を鑑賞。観客６名。全員単身。Ｒ－１８。カンヌで作品と主演女優にも最高賞が与えられたそうな。これは２１世紀の【アデルの恋の物語】である。愛を乞い肉欲に溺れるヒロインについて云えば【ベティーブルー】のベアトリス・ダル以来の衝撃である。恋愛に老若男女の区分なし。クローズアップと長廻しの多用。役者の眼差しや表現を計算しつくした演出。３時間の長尺が全く気にならない大傑作。大満足で深夜の街道を帰路に就く。

ペコロスの母に会いに行く

4/4(金)晴れ時々曇り
早朝から赤羽へ出張る。取引先で担当引継ぎ。午後は新幹線に乗って三島まで。ここでも引き継ぎ。トータル50人近い人々と名刺を交換する。19時過ぎに帰京。品川から山手線に乗り換えて池袋で途中下車。新文芸坐にて昨年見逃していた森崎東の最新作を鑑賞。観客は中高年中心に4割程度の入り。多少功労賞的なところもあるがキネ旬1位と世評の高い【介護喜劇】である。重たいテーマを扱ってはいるが全体のトーンは柔らかく暖かい。これは長崎と云うロケーションと達者な俳優陣の好演によるものだろう。レトロな回想シーンが効果的でクライマックスで重なる奇跡のワンショットに落涙する。主演の赤木春恵より原田貴和子の熱演に感動した。帰宅すれば出迎えは愛犬のみ。知らぬ間に居間でうたた寝。

桜は散り際が美しい

4/3（木）雨
東京は昨終日強い雨模様。週明けに折角満開になった桜がもう散り始めている。午前中に赤坂見附の取引先へ期初の挨拶。午後は大船まで京浜東北線の各駅停車に揺られて担当交代の挨拶。終わって帯同者5名と居酒屋で懇親。湘南ライナーで早めの帰宅。Ｎｅｔで書籍多数購入。鹿児島の姉から今ではレトロな手書きの手紙とプリント写真を貰う。就職浪人中で若い娘たちに交じってＩＴスキルをあげて生涯学習とのこと。この季節には亡き姉と大宮公園を歩いた桜並木を思い出す。季節は巡り幾星霜。別れと出会い、再生の春はいつも人を高揚させたりもの悲しくさせる。満開の桜の写真を添付してメールで返信。

花見と弾き語り

4/2(火)晴れのち曇り
早朝から埼玉の顧客を強襲して営業。午後は資料造り。満開の桜を旧友と楽しみたい。阿吽の呼吸で都内某所にて邂逅。怪しきサロンにて70年代フォークソングを歌い倒す。ナイロン弦は歔欷するが如し。その相貌に反して朋友は美声の主なり。共に和してから幾星霜、春は巡れど甘き恋歌を囁く彼は少年の頃と変わらず。クラシカルな喫茶店で美味くもないカレーを食べて談笑。つまらぬ冗談に笑い合える友人は貴重なり。

セインツー約束の果てー

4/1(火)晴れ
期初であるが月末残務を持ち越して業務上は月が変わらず。午後より新組織の顔合わせ。変わり映えのしない面々が居並ぶ。夕刻、フライング気味に退社して新宿で途中下車。カフェで一服した際にコーヒーの値段が20円値上げされていることに気がつく。おお増税。さらにシネマートのカウンターで演目を伝え千円札を出したまま涼しい顔で発券を待っていると100円不足ですと申し訳なさそうにスタッフのお兄さんが云う。さてさて映画の日の鑑賞演目は米国インディー映画。小さな小屋に観客10名前後と閑散。過半は主演女優であるルーニー・マーラ目当てでありましょう。スウェーデン映画のリメイクやＳ・ソダーバーグの新作など躍進著しい。本作も気だるい南部の女を演じて妖しく美しい。舞台は70年代。派手な仕掛けがあるわけではないが、その破滅の美学や屈折した男女の恋慕が心に響く。サウンドトラックや随所に挿入される荒漠たる景観が主人公たちの心情とシンクロする。これは渋い佳作である。夜桜を眺めてのんびり帰宅。

ロケーション

3/31（月）晴れ
６時前に起床。床をあげて洗面をして朝食の支度をしてＴＶをつけて初めて１時間ほど定刻より早く起きたことに気がついた。思わず苦笑。ゆっくり沿道の桜を眺めて地下鉄の駅へ向う。期末だからだろう大変な混雑である。奉公先では終日デスクワーク。来客ひとり。終礼で転勤者や退職者が挨拶。２時間ほど残業して池袋で途中下車。森崎東特集第３弾。８４年の作品。観客は単身のおっさんたち中心に３～４割程度。３０年ぶりの再見。懐かしい。竹中直人の一般映画デビュー作。西田敏行がスマート（精悍）に見える。大楠道代も良いが、本作の目玉は日活ロマンポルノで名を上げた美保純だろう。映画愛に溢れた劇中劇でありバックステージもの、変種のミステリーと観ても面白い。隠れたる名作だと思ふ。やや冷気を含んだ強風のなか夜桜を楽しんで帰宅。