43年後のアイ・ラヴ・ユー

1/16（土）晴れ
8：00起床。我が仔と散歩。今日は気温があがる予報通り快晴。ファミレスで定番の朝食。自転車で近所のシネコンまで移動。10：55開始のスぺイン・アメリカ・フランスの合作洋画を鑑賞。場内中高年中心に単身者ばかりジャスト10名で上映開始。主人公（老演劇評論家）は、かつて関係のあった有名女優がアルツハイマーになって養老施設にいることを知る。自身もボケを装って彼女へ接近して・・・と、あとはタイトルの通り。世相を反映してシルバー映画も一つのジャンルになりつつあり、今後も増え続けるだろう。不倫を肯定的に描くために痴呆や孫娘の力を借りるなど、どうかとは思うが、枯れてなお麗しき思い出にすがる男というものは切なき生き物である。渋い脇役専門だったブルース・ダーン、齢84。≪ネブラスカ≫の好演が記憶に残っているが、あれからもう７年たっている。役者には定年がないから文字通り役得。舞台女優の代表作がシェイクスピアの冬物語という設定はマニアックである。欧州資本が入ると少々知的に味付けされる。帰宅して愛犬と２度目の散歩。定番コースの緑地公園は、ぽかぽか陽気につられて家族連れがシートを敷いてさながらピクニック。夕刻はジムでエクセサイズ（遠泳1キロ）とサウナで健康的な汗を流す。

亡き人や帰らぬ日々を刻む盤

1/15（金）曇り
昨日の好天から一転曇天となり寒き一日。さすがの我が仔も散歩を愚図る。はや月も半ばの週末。朝にZoomMeeting。コロナ禍で景気の良い話はなし。昼に特製の酸辣湯麺。 午後も上司ふたりとネット面談を続けて２回。画像がないので鼻毛を抜きながらでも対応可。在宅の心得などを一席。夕刻、毎度の散歩とカフェで一服。帰宅して自室整理で出てきた懐かしきビデオ・ライブラリーを見返す。VHSからDVDにしたのは何時のことだったろう。３０年以上前の風景・景観、写っている友人親族に見入る。鬼籍に入った父母姉。若年の頃の友人一家との小旅行。ノスタルジー＆センチメンタル。頑是ない稚児の笑顔に不覚にも落涙しそうになる。今年の目標が一つ増えた。ダイジェストを編集・複写して眷属へ送る決心をする。早めの終活である。

思い出も挟み込まれる演目表

1/14（木）晴れ
定刻８時起床。散歩をねだりもせず愛犬に元気がない。それでも好天、午前と午後に陽を浴びに外出。自室を整理してガラクタを捨てる。一番難儀なのが本棚の書籍の類と頂き物の記念品の類。こんなものがこんなところにあったとしばし感慨にふける。昼に正月のすき焼きで残った高級和牛と野菜・キノコ類炒めを包んだオムレツ。あぁやはり素材が良いと美味い。我が仔も一口やると終わるまで傍を離れなかった。匂いも良いのだろう。夕刻、毎度の川沿いの散歩とカフェでの読書。贔屓のドキュメンタリー作家の単行本は書棚の隅にあったもの。奥付を見ると発行は２００５年。栞代わりに飯田橋に今でもある映画館の名物のギンレイ通信（スケジュール表）。６～７月の２か月にエターナル・サンシャイン、モーターサイクル・ダイアリーズ、バッチギ！、サマリア、バッド・エデュケーション、大統領の理髪師、故郷の香り、アロマ神父の罪の８本を観ている。小屋が通勤経路にあり年間パスを購入して、２本立て鑑賞が週末のルーティンだった時代だな。かつて隆盛を誇り散々お世話になった名画座。いまは都内に10館。完全リタイアしたら各館巡りも悪くないな。

いつくしみふかき

1/13（水）晴れ
寝坊して８時起床。９時まで真面目に仕事。あとは平日のルーティン通り。散歩を午前と午後で２度。昼食はスーパーの弁当で済ませる。これがなかなかどうして馬鹿にできないコスパである。夕刻、フライング気味に仕事を切り上げて徒歩で池袋まで移動。シネマ・ロサにて17：40上映開始のインディー系邦画を鑑賞。予備知識は全くなく昨年一部のマニアで話題になったようだ。今日が最終日。場内は観客７名と閑散。開始１０分で佳作の予感。３０分で画面から迸る熱量に圧倒された。閉鎖的な地方都市（飯田市）を舞台にした父と息子の葛藤を描いた暗いドラマであるが、展開がすごい。生まれながらの悪漢は存在するか。汚れた血はどうすれば浄化されるのか。無名の監督も主演男優も演劇出身とのこと。大した演出力であり個性だと思ふ。渋い中堅の脇役陣が花を添える。エンドロールにかかる楽曲の歌声と曲調に聞き覚えあり。≪誰も知らない≫のタテタカコであった。粗削りではあるが出来栄えは一級品。大手はことなかれ的な凡作に資金を使うくらいなら、こうした企画も取り上げるべき。大満足で劇場を跡にする。

拡材はミネラルウォーターにして下さい

1/12（火）曇り時々霙
連休明けは憂鬱なものだが、在宅ゆえ普段通り起床。ただし時刻は7：00。2時間みっちり仕事をする。天気予報（夜半から雪、午前中は雨？）が外れて曇天。寒中愛犬と散歩に出て遅い朝食。掃除などしながらだらだら仕事。午後は霙がパラつく中、愛犬と2度目の散歩。うんこから湯気が出ていて笑った。遅い昼飯に特性焼きそば。呼び鈴に出ると新聞勧誘。とうとう今年いっぱいまでの契約をさせられてしまった。夕刻、愛車にスキーを載せて郊外の量販店へ。ビンディングの修理を依頼。愛想の良い若い女店員から売れ筋商品などの情報収集。ブーツも板も10年以上愛用している。しかしあと何年白銀を滑れるか甚だ自信なし。帰宅途中にカフェで一服。夜は新PCで文書整理。

大コメ騒動

1/11（月）曇り時々晴れ
三連休最終日。冷え込んで霜の立った公園を愛犬と散歩。昨日同様午前中は近所のシネコンで公開4日目の邦画を鑑賞。10：40上映の回には高齢者層中心に３割程度の入り。１００年前の北陸の米騒動を扱った、ある種のジェンダー作品となている。その頃の日本人の平均的な労働者（現代と違ってサラリーマンなどほとんどいない）は、一日に約一升（10合）の白米を食べている。驚くなかれ女性も8合食べていたというから凄まじい健啖ぶり。栄養の9割をコメから摂取していたのですな。富山の漁村の女性は強い。強くならざるをえない。お話はやや類型化した細民の獅子奮迅譚となっているが、心を揺さぶられるのは化粧っ気のない女優陣の熱演に尽きる。それにしても米俵（1俵＝60㌔）が頻繁に出てきたが、奪い合いのシーンなどあるも、中身はコメではあるまい。軽く扱われていたのが気になった。そうした細部は大事である。エンドロールにかぶる楽曲が米米クラブの≪愛を米て≫というのも悪い冗談である。ストーリーにあってないし。（笑）　帰宅して愛犬と2度目の長い散歩。夜は新パソコンの各種設定。しかし大画面（27インチ）のディスプレイが実にありがたい。 

銀魂 THE FINAL

1/10（日）晴れ
三連休中日。起床時間から近所のシネコンで映画鑑賞するまでは全く前日と同じ行動パターン。本日の演目は少年コミック→TVシリーズ→映画化４本（アニメ２本・実写２本）というお決まりの路線で若年層をターゲットにしたアニメのファイナル。場内は若年層中心に３割程度と意外や不入り。以下は10/5/5の日記から。≪荒唐無稽なキャラや設定、ゆるいギャグさえ受け入れれば、お話はこれまた至極真っ当な古典的な活劇である。一部で外注による絵の乱れが気になったが、概ね大画面を活かした疾走感や構図にスタッフの高い技量を感じる。きょうびのお子様方が、こうしたメディアを通じて幕末の実史を学べばそれで良し。オープニングとラストには呵々大笑した。製作サイドのサービス精神満点。シナリオのクレジットに、もしやと思い調べたら、やはり大和屋竺の子息であった。ニヒルなアウトサイダーが魅力的だったのは血統か。≫と、高評価。以降の続編も実写版２本も公開時に劇場鑑賞しているが、そこそこ楽しんだ。しかし、本作は少し広げた風呂敷が畳みきれていないのではないか。舞台設定が壮大ゆえ悪ふざけが滑ると笑えぬ。作画も粗が多く手抜きと思われても仕方のないシークエンス多々あり。やや憮然として劇場を後にする。午後も我が子と長い散歩。夕方、身内の小僧がやってきてパソコンの更新の指南を受ける。２時間ほどで移管完了。いやはや処理速度が格段に早くなりました。

おとなの事情 スマホをのぞいたら

1/9（土）晴れ
8：00起床。最低気温は氷点下となりさすがに寒い。我が仔と散歩。近所のファミレスで朝食。という週末のルーティン。近所のシネコンで10：55上映開始の邦画を鑑賞。場内コロナシフトではあるが4割程度の入りと健闘か。スマッシュヒットした17年公開のイタリア映画のリメイク。オリジナルはネットで鑑賞済。登場人物は主要7名の室内劇であるから予算もさほどかからず脚色もしやすかろう。設定と多くのエピソードは踏襲。キャスティングはインディー系かと思われるほど地味であるし、正直、出来栄えは可もなく不可もなく。台風で三日間遭難（？）したという出会いのきっかけに説得力無し。オリジナルのオチを採用しなかったのは良しとして、個々のエピソードに新味なし。贔屓役者を観に行く作品か。併設のショッピングモールで20年以上振りにデニムパンツ（ジーンズ）を買う。昨今は伸縮自在の楽チンな穿き心地。2本で五千円也。帰宅して愛犬と2度目の散歩。夕方はジムで年度初エクセサイズ。1キロの遠泳とサウナ。スーパーで夕餉を調達して帰宅。

不条理とも云うべき世界

1/8（金）晴れ
7：30起床。９：00まで仕事。愛犬と散歩＆軽い朝食。ＴＶのワイドショウは緊急事態宣言、米国の暴動、韓国の慰安婦問題などを報じていた。我々は100年後の人々から見たら筆舌に尽し難き世の中を生きているのかもしれない。他国の非常識を非難できない。邦家もトップが国会でベラベラ嘘八百云っても政権が変わることがないので似たようなものだろう。憎悪と敵意、虚飾と欺瞞に満ち満ちた世界で老後生活を送るのかと思うと暗鬱たる心地ぞする。遅い昼食にスペシャル焼きそば。午後も我が仔と散歩。晴天なれど気温が上がらず寒い。夕刻、課題をやっつけて独り散歩に出る。一服したカフェは単身者ばかり。 マスクして一心不乱にスマホを弄っている若者たち。その光景も少し怖い。

健康診断

1/7（木）晴れ
7：30起床。洗面のあと三日連続で痰を吐き出し容器へ入れシェイク。厠で小便を紙コップにいれて、これもプラスティック容器へ移す。次いで大。なんとか捻り出してスティック状の小さなブラシで表面を擦り取る。提出三品（？）の採取完了。8：30市ヶ谷の健保会館到着。 受付NO.８番。体重、身長、ウエスト測定。前年比１kg以内、胴回りは１cm伸びたが許容範囲で在ろう。採血、聴力、視力、血圧、眼底、問診、超音波（エコー）、心電図、胸部レントゲン、最後にバリウムを飲んで上部消化管Ｘ線検査。むかしはマックシェイクのLサイズほど飲まされたが、昨今はコンビニのレギュラーコーヒーサイズ。便秘気味なので倍の下剤を貰い放免。駅そばのファミレスでモーニングセットとドリンクバーの飲料物をしこたま胃に流し込む。11：00前には帰宅。愛犬と散歩に出ていると早くも便意をもよおして家に着くなりトイレへ直行。やれやれ。午後は真面目に仕事。夕刻、川沿いに長い散歩。折り返し地点のカフェで新聞精読とスマホで最新ニュースのチエック。東京感染2,447人と拡大止まらず。

初出勤

1/6（水）曇り
5：45起床。目覚まし要らずで５分前に覚醒。人間の体内時計と云うのは正確なもんである。果実とヨーグルトとコーヒーだけの朝食を摂って家をこっそり出る。さすがに我が仔も起きてはこない。但し門扉を締めた時に一声が聞こえた。あれは『いってらっしゃい』なのだろう。７時に奉公先到着。清掃のおばさんに挨拶。毎度のことではあるが昼間には雑用も片付き、ゆっくり連絡事項に目を通す。昼に馴染みの店へ行くと中華屋（家族経営）とチャンポン屋（フランチャイズ）が潰れていた。世知辛い。チェーンの蕎麦屋でカツ丼定食７４０円也を食す。定刻15：50退社。駅前の床山で散髪。隣りの席では母親に連れられた小学生くらいの坊主が昔懐かしい坊ちゃん刈りにサッパリ仕上がっていた。『いいね、あれ』『お客さんもしましょうか？ツーブロック』『いや、とにかくてテッペンの薄毛をカモフラージュしておくれ』料金1,650円と格安なり。18：00帰宅。愛犬と夜の長い散歩に出る。今週末は寒波襲来するするそうな。

仕事始め

1/5（火）晴れ後曇り
7：30起床。メールチェックと軽作業。9：00愛犬と散歩＆朝食。10：00道具洗浄と洗濯。11：00簡単な掃除。12：00仕事（課題）。13：00魚を３枚におろして昼食はアジ丼。醤油、味醂、酒に漬け込んだ切り身と、蒲鉾、金糸玉子、海苔を散らす。色付けに大根・人参・キュウリ・三つ葉もトッピング。アラは根野菜と一緒にみそ汁に。残りは握り寿司にして夕食へ。釣って楽し、調理して嬉し、当たり前であるが食べて美味。充実・充足・満足と三拍子そろった趣味と実益。夕刻、散歩がてら川沿いを往復５キロ。カフェで新聞精読。帰宅してＴＶerで正月ドラマのダイジェストを眺める。

今年を占う初釣果

1/4（月）晴れ

8時起床。愛犬と散歩して軽い朝食。9時、昨夜のうちに仕込んだ弁当と道具を積んで自宅発。9時半、中野で帯同者をピックアップ。環状7・８号線、第三京浜、横浜新道、横浜横須賀通りの渋滞なくスイスイ。11時には走水の船宿に着く。女将と世間話をして時間を調整して12時乗船。以降、納竿の4時半まで仕掛けにイソメとイカを付け、コマセを詰め替え、５０～６０メートルの棚を上げ下げする。無風・快晴・波もウネリもなく絶好の釣り日和。但し海中は潮の流れに乏しく喰いが浅い。釣果は大鯵２、中アジ４といまひとつ。隣りの名人は３倍は釣り上げていた。更にミヨシに陣取った夫婦は２０キロはあろうかという鰤をゲットして欣喜雀躍。消化不良のまま下船して相棒と街道沿いの中華屋で味噌ラーメンを食して帰路に就く。途中実家へ寄って兄夫婦にお裾分け。帰宅は８時過ぎ。愛犬と夜の散歩に出る。昨夜のドラマの続編。画竜点睛を欠いたラストのエピソードに唖然。あの蛇足シーンのせいでせっかくの佳作がぶち壊しである。制作者サイドの神経を疑う。

三が日には掃除をするな

1/3（日）晴れ
正月気分も3が日まで、とは良く聞き云いもするが、今日から平常生活の感あり。8：00起床。愛犬と散歩。午前中に旧年中にし忘れた洗車を始める。水洗いだけのつもりがシャンプー・ワックス掛け・社内コーティング剤塗布・ガラス磨き・タイヤにスプレーと徐々にエスカレートして本格的になってゆく。加齢とともに潔癖症傾向が強まる気がして少々自分が怖くなる。派生してガレージのコンクリート部分もデッキブラシで洗い流す。更には物置の不用品も気になり整理する。さっぱりしたカーポートを眺めて給油に出発。帰宅して愛犬と2度目の長い散歩。陽射しがあって暖かい。公園の緑地では家族連れがシートを広げて疑似ピクニック。夜はキムタク主演の新春スペシャルドラマを観る。調度一年前の日記から・・・≪原作は随分まえに読了。もはやアイドルとは呼べないが、稀有なタレント性のあるキムタクが冷酷な警察学校の教官を好演。上手いと思ったらシナリオが君塚良一だった。これは後編が楽しみ。≫　全く同じ感想である。 

新感染半島 ファイナル・ステージ

1/2（土）晴れ

8：00起床。愛犬と散歩。親族3名でおせちの残りと雑煮で朝食。自転車で隣町のシネコンへ出向き11：15上映のコリアン映画を年度初鑑賞にチョイス。若年層中心に観客30名前後。この手のジャンルには一定のファンがおりますな。そこそこヒットした前作の続編ではあるが、パートワンを観ずとも全く問題ない。4年前の日記を転載≪17/9/2　ジャンルとして確立されたパンデミック・ゾンビ映画。疾走する列車内が主戦場。制作サイドの苦心は、その攻防のヴァリエーションにあるが、これは緩急つけて実に巧い。しかし、本作の白眉は主要キャストの配置と書き分け、そこから生まれるドラマ性だろう。仕事人間の主人公を始め、老人・子供・妊婦・浮浪者。更にはゾンビより怖い人間のエゴと集団心理。ラストの伏線回収も鮮やかに決まって安堵。良く出来たエンタメ作品。≫さて本作。スケールは大きくなっているが、人間ドラマとしての深みに欠ける。更にはアクション・カーチェイスを重視したいばかりにご都合主義的な展開と結末に。自己犠牲や過剰な殺戮シーンには、嫌悪感さえ湧いてくる。スタッフワークも良く役者も熱演しているのに勿体ない。帰宅して愛犬と2度目の散歩。そして口直しにアマゾンプライムで米国製ドラマを観る。夕方、散歩がてら川沿いのカフェで一服。