原題も「From PARIS with LOVE」という、困った題名。
5月15日からロードショー。
「96時間」と同じ原案・監督・撮影で、正式なCIA職員がパリで「96時間」より過激に殺しまくる映画だ。一言で言えば、そんな映画だ。
太ってるのに一生懸命アクションをこなし、やたら銃を打ちまくるベテランCIA現場職員のジョン・トラボルタと、CIAに入りたてのパリ在中の大使館職員で純情(?)スマートなジョナサン・リース・マイヤーズの凸凹コンビで、ストーリーを引っ張る。
まあ、ストーリーって言っても、勧善(=アメリカ)懲悪(=イスラムテロ組織や中国マフィア)で、ドンパチやって、95分で終わって、「まあ、面白かったんじゃない?」って感じ。
ただ、全篇パリが舞台なのにパリに対する「愛」なんて感じられないし。フランス政府は、あすこまでアメリカ人に好き勝手にやられて、何やってんだ? リュック・ベンソン、それでいいのか?
「愛」もねえ・・・。「愛」だから、最後にワザとそうするように女が仕向けたんだろうけどねえ。でもねえ、ちょっと笑ってしまいました。ゴメン。
ラセン階段で、リース(ジョナサン演じる主人公)が銃を持って怖々上っていると、上からジョン・トラボルタが殺した死体がドンドン降ってくる映像は、きれいというか(違うなあ?)、面白かった。
あと、バズーカー砲を持ってハイウェイで助手席に半乗りしてるジョン・トラボルタの自動車を運転している、CIA職員もカッコ良かった。