すっごい久々の、横浜美術館。昨日の土曜日。
なんかとっても洗練された新興都市になっていた、横浜東口から美術館までの道。びっくり。
で、10時の開館前に着いたんだが・・・ゲッ、行列! (↑12時過ぎに出る時に撮った写真だけど同じ位並んでた。)
チケットを持っていない人も、持っている人も同じ列に並んで、美術館の入り口に入ってから買うのだが、すでに券を持っている人も多く、チケットを買うのに時間は全くかからなかった。
並んでから入るまでで、20分位だったかな?涼しくなってからで良かったわい。
東日本大震災で、延期され、今開催。古代エジプトから近代ヨーロッパまでの、絵画、版画、彫刻など67万点を超す収蔵から、5名のコレクターによって収集された、フランス絵画のコレクションが展示されている。
5名のコレクターは、1700年代はエカテリーナ2世とニコライ・ユスーポフ、1800年代はアレクサンドラ2世、1800年代後半は資産家のセルゲイ・シチューキンとイワン・モロゾフ。
資産家の二人は、ソ連が社会主義のなったお陰でコレクションを没収。失意のうちになくなったり、亡命したり・・・。
特にセルゲイ・シチューキンは、評価がまだ定まらなかった、マティスやピカソ、ゴッホの才能を見抜いて、コレクションしたらしい。立派な人だ。
で、展示されてる作品は、フランスの有名人の作品が並ぶ。
エカテリーナ2世とニコライ・ユスーポフ、アレクサンドラ2世のコレクションは、なぜかセクシー路線だった。
↑フランソワ・ブーシェ《ユピテルとカリスト》とか、カルル・ヴァン・ローの《ユノ》とか。
↓モネの《陽だまりのライラック》は、良かった。
↓あと、ピカソの"マジョルカ島の女"も良かった。水彩だよ。20代の頃の作品。やっぱ、ピカソは天才だと思う。
左はゴッホの《医師レーの肖像》。ゴッホからもらったものの、壁の穴塞ぎに使った医師レーの気持ちが分かる。
右は、ルソーの《詩人に霊感を与えるミューズ》で、マリー・ローランサンの事なんだが・・・。マツコにしか見えない・・・。