落ち着いた大人になろう!

旅行やら映画やらの独り言

「ドラゴン・ブレイド」

2016-02-18 23:26:44 | 映画
観終わった後、「戦争は嫌だ」の唄を口ずさむよん。



目張りを入れて、北京語を話すジャッキー・チェンに36の部族とローマ軍(ルシウス側)が従う。テーマは「共存敵化」だ。右から読むのか左から読むのかは分からないが・・・。
中国の元に各部族が従うんじゃない。平和を愛するジャッキー・チェンに他の部族が集まってくるんだ。絶対そうに違いない。



こんなに高らかに、部族間の争いを辞めて平和を求める、単純明快な映画があっただろうか?
今の時代にぴったりの理想映画だ。きっとジャッキーは、世界中の人、そして子供にも観てもらくて作ったのに違いない。



ローマ軍はルシウス(テルマエ・ロマエ読んだのか?)側とティベリウス側ときれいに赤と青に別れててとっても、分かり易い。ストーリーも、見ている最中にちょっと飛んだり、(あれっ?どうしてこうなるんだっけ?)と思うと、ちゃんとフラッシュバック技巧というのか、回想シーンや解説シーンが入ってくる。



前半の、西域辺境の関所・雁門関の外壁修理で一挙に物語りは感動的に!ローマ軍の測量技術といろんな民族の協力で、戦いよりも、力を合わせる方がいかに建設的で素晴らしい事かを見せる。
で、後半は、暴力による空しさ。キャストのほとんどが死亡。カッコ良い韓国人俳優たちも、調子が良くて憎めない雁門関おとぼけコンビも。でも、最後はメデタシ、メデタシで。
舞台は紀元前50年。そう、まだ宗教の争いもないし。



ジャッキーはアクション監督も兼ねてる。もちろん、本人のアクションシーンもちゃんとある。頑張れ!
なぜ、ジョン・キューザックがローマ軍の英雄を演じてるのかは不思議だが、戦いのシーンはちゃんとローマ軍の戦士に見えてたよ。ジャッキーのお陰かな。エイドリアン・ブロディは、顔があれだからねえ。悪役にピッタリ!肩の毛皮がさらに恐い。



惜しいのはCGをあまり使ってないので、最後の戦いは何万人もの戦いのはずなのに、結構スカスカだった事かな。
まあ、いいじゃん。この手の映画に細かい事を言ってもしょうがない。

そうなのよん。ジャッキーの映画に細かい事を言ってもしょうがない。観てる最中、楽しまなくては。



エンドロールでは、お決まりのNGシーンとか撮影裏話みたいのがずっと流れてる。これ、日本だけらしい。真面目な映画だから、他の国では雰囲気を壊さないように普通のエンドロールなんだって。確かに、ロケ地がどこか観たかったのに、見落とした。

コメント
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