つい先日ですが私と同じ犬山市に住んでおられた、
元特別攻撃隊隊員の方が亡くなられました。
昨日、NHK朝ドラ後の番組冒頭での特集でした。
板津さんは知覧から特攻機で出撃したもののゼロ戦の不調のため、
離島に不時着して一命をとりとめられました。
帰還後、板津さんは戦死した全国の特攻隊家族を訪ね歩き、
最期の様子を話し1000人以上の遺影をあずかり、知覧特攻平和会館の設立に奔走され、
初代の館長を務められました。
同じ街に住みながらお話しすることもなかったですが、
最後まで戦争をしてはダメと語られていたそうです。
私も4年前に平和会館を訪ねてきました。
館内は撮影不可だったため外観のみです。
つい先日天皇陛下が訪ねられた玉砕の地パラオ、
ひめゆりに象徴される沖縄の惨禍、
広島・長崎の原爆投下・・・
70年の月日は戦争の恐ろしさを直接語る人を減らしています。
昨今の日本は、何やらあの時代に逆戻りしているかのような雲行きです。
語べたちが訴えたかったのは決して戦争の出来る国でなく、
平和憲法のもとで発展してほしいの一念であったと察します。
最後に知覧から飛び立ち、二度と戻れなかった若者の言葉を紹介します。
枝 幹二 (大尉 昭和20年6月6日出撃戦死 富山県 22歳)
あんまり緑が美しい
今日これから死にいくことすら忘れてしまいそうだ。
真青な空
ぽかんと浮かぶ白い雲
6月の知覧は
もうセミの声がして
夏を思わせる。(作戦指令を待っている間に)
小鳥の声がたのしそう
「俺もこんどは小鳥になるよ」
日のあたる草の上にねころんで
杉本がこんなことを云っている
笑わせるな
本日13時35分
いよいよ知覧を離陸する
なつかしの祖国よ
さらば
使いなれた
万年筆を”かたみ”に
送ります。
元特別攻撃隊隊員の方が亡くなられました。
昨日、NHK朝ドラ後の番組冒頭での特集でした。
板津さんは知覧から特攻機で出撃したもののゼロ戦の不調のため、
離島に不時着して一命をとりとめられました。
帰還後、板津さんは戦死した全国の特攻隊家族を訪ね歩き、
最期の様子を話し1000人以上の遺影をあずかり、知覧特攻平和会館の設立に奔走され、
初代の館長を務められました。
同じ街に住みながらお話しすることもなかったですが、
最後まで戦争をしてはダメと語られていたそうです。
私も4年前に平和会館を訪ねてきました。
館内は撮影不可だったため外観のみです。
つい先日天皇陛下が訪ねられた玉砕の地パラオ、
ひめゆりに象徴される沖縄の惨禍、
広島・長崎の原爆投下・・・
70年の月日は戦争の恐ろしさを直接語る人を減らしています。
昨今の日本は、何やらあの時代に逆戻りしているかのような雲行きです。
語べたちが訴えたかったのは決して戦争の出来る国でなく、
平和憲法のもとで発展してほしいの一念であったと察します。
最後に知覧から飛び立ち、二度と戻れなかった若者の言葉を紹介します。
枝 幹二 (大尉 昭和20年6月6日出撃戦死 富山県 22歳)
あんまり緑が美しい
今日これから死にいくことすら忘れてしまいそうだ。
真青な空
ぽかんと浮かぶ白い雲
6月の知覧は
もうセミの声がして
夏を思わせる。(作戦指令を待っている間に)
小鳥の声がたのしそう
「俺もこんどは小鳥になるよ」
日のあたる草の上にねころんで
杉本がこんなことを云っている
笑わせるな
本日13時35分
いよいよ知覧を離陸する
なつかしの祖国よ
さらば
使いなれた
万年筆を”かたみ”に
送ります。