晴耕雨読なくらし

じねんじょに夢をかけるおじさんの物語

餓鬼の世界

2020-08-18 06:02:42 | 地域の文化や出来事
毎朝けなげに咲いてくれるアサガオです。
今年は新種を用意できず昨年咲いた後に採れた種からです。
よってピンク一色になってしまいました。

一朝限りの開花なのによくも毎朝咲くだけの体力があるものです。

昨日は菩提寺でお施餓鬼でした。
坊さんたちはマウスシールドやマスクしてでの読経です。
檀家もマスク姿で人数制限して参列です。

餓鬼の世界とは、
生前欲張りで嫉妬深い人間が陥る世界で、
そこには様々な欲求不満の人間がおり、
決して満たされることの無いおのれの欲望の炎によって、
自身の身を焼く地獄の世界とのことです。

コロナ禍の中で感染者を差別したり自粛を強要したりする心を、
どこかに持つ人間の性みたいなものも餓鬼の世界へ通じるのでないか。
 
 私達は生臭な凡人ですから、
つい欲深く罪な行動を知らず知らずの間に行ってしまい、
その結果によって極楽浄土へ行くつもりが、
 餓鬼道の世界に落ちて苦しむかもしれません。
 
そうした多くの人々を救うために今生きている私達が、
餓鬼道の世界で苦しんでいる人々の為に代わって善行を積んで、
仏様の慈愛でもって極楽世界へと導いてもらうために、
施餓鬼供養を行うとされます。

お参りすれば餓鬼道に落ちないと言う訳でないが、
いただいた塔婆を墓に供え先祖に誓った一日でした。

< コロナの餓鬼心払う真夏の行 >
コメント
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