農業の六次化で農家収入を向上させ、
農業を持続・継続・発展させようと叫ばれ久しい。
六次化とは、
作物を作る一次産業
作物を加工する二次産業
加工品を売る三次産業
の各産業を一体的におこなうことから、
総称として命名されたものです。
自然薯づくりでも栽培したのをただ売るだけでは、
販売先に限界があり、
販売価格も一定の相場価格にならざるを得ない。
私自身20年近く自然薯に関わって来て、
どうしたら売れるだろうかと、
少しずつ商品開発をしてきました。
カットパック自然薯や冷凍すりおろしなどが準加工品でしょうか。
そして今季から味付自然薯を加え本格加工品をラインナップさせました。
生産者自ら加工するのはここまでで、
この先の商品化は委託した工場加工となります。
ささやかな六次化への挑戦ですが、
実践データの一部を検証してみたいと思います。
直近データのR4年11.12月とR5年11.12月で比較してみました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/53/a529a37fe308377809cd3a3fd4be0c71.jpg)
これは販売品目別重量です。
今季は味付自然薯を開発したので、
同系列の冷凍すりおろしが減ったが、
全て移行した訳でなくそれなりの需要があることと、
味付きへの期待度が高いことが伺えます。
相乗効果で全体としても30%ぐらい販売量が増えました。
これは今季の加工品の比率です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/19/5b/a8e7ffb6082e616008cecd9dad334692.jpg)
75%が何らかの加工したので売れており、
バリエーションを多くすることで、
生産物単体で売ることより加工して売ることの優位性と、
消費者の志向がどこにあるか読み取ることが出来ます。
次回は違った角度からも検証してみたいと思います。
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