今朝も雨空です。
熱海で大規模で悲惨な土石流災害と思ったら、
今度は山陰地方で線状降水帯による水害が発生している。
7月からは日本列島のいつどこで起きてもおかしくない災害の季節です。
我が集落の生命と暮らしを奪った65年前の災害は先日紹介しました。
近年家屋被害は少なくなったものの川の氾濫が地域を苦しめている。
地区のエリアは市内の東部山間地の多くを占めており、
殆どが人が住まない山です。
その森林と五条川を生かして50年近く前に先人たちがキャンプ場を開いてくれました。
退職後10年間キャンプ場の役員をやらさせていただいたが、
毎年のように川の氾濫に悩まされた。
清流と森の憩いの場をキャッチフレーズにするキャンプ場にとって、
辛い現実はいくつもあった。
ことに梅雨末期だった平成22年7月15日に発生した集中豪雨は、
当時の八曽キャンプ場を丸のみして壊滅的被害をもたらし、
この森からの撤退を決意させた災害でした。
以降は下流の八曽もみの木キャンプ場のみで現在に至っている。
近年は少しの雨でも川が怒る。
この森は五条川の源流に近いが、
やはり山の保水力が無くなっている。
一帯の森は国有林であるがほとんど管理の手が入っておらず、
上流部での開発も影響しているのだろう。
更に昨年からはコロナ禍で日帰りバーベキューを一切禁止し、
現在は家族の宿泊のみで営業している。
マスコミで報道されるコロナ感染お構いなしと思われる、
無秩序なキャンプ運営とは一味違うキャンプ場を、
コロナが明けた暁には是非応援してあげてください。
< 梅雨明けんと森怒る災いの国 >
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