晴耕雨読なくらし

じねんじょに夢をかけるおじさんの物語

入鹿池の畔畑

2024-05-26 06:04:32 | 野菜・果樹づくり
5月26日からは七十二候の一つ『紅花栄(べにばなさかう)』です。
紅花栄(べにばなさかう)とは紅花の花が咲きほこる頃のこと。

紅花は古代エジプト時代から染料や口紅として利用されていました。
他には食用の油として花びらの水に溶ける黄色の色素と、
水に溶けない赤の色素から紅色がつくられます。
山形県・埼玉県・千葉県が主な産地となっているとのことです。

昨日はもう一つの山中の畑へ10ヵ月ぶりぐらいに行ってきた。
かっては入鹿池を一周出来た散策道の形跡が残り、
辛うじてマイ畑まで車で行ける。
四駆でないと走れないため偶に釣り人が入って来るくらいです。

車の通行規制されている栗畑直前は、
草刈りと枝払いしないと進むことも出来ない。

一仕事終えて畑に着きました。
畑は意外と雑草が少なかった。
ただこのまま放置しておくと、
クリを収穫する8月下旬には背丈ほどに伸びて、
とんでもないことになる。

草刈と除草剤を散布し肥料も撒いた。
勿論ここも猪の巣窟で電気柵で防御している。
ただ枯れ枝などが落ちて至る所で穴だらけでした。

この辺り一帯は私が子供の頃は、
多くの人がサツマイモを作っていて、
道が無く池を船で行き来していた。
その後クリ畑に転作したが、
現在通っているのは自分だけとなってしまった。
今でも十分山だが、
いずれは人も寄らぬ山へと化して行くことでしょう。

かっては入鹿池一周道の構想もはあったが、
そんな話題は誰も口にしなくなった。
古来は日本書紀にも記された入鹿の郷は400年前に池と化し、
何もなかったように満々と水を貯える入鹿池です。

< 太古の歴史今満ちて入鹿池 >

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猪との知恵比べ

2024-05-25 05:59:13 | じねんじょ
昨日は30℃を超える暑さでした。
肌感覚では午後より午前の方が蒸し暑かった。
午後は風があって暑さを多少なりとも凌げた。

山中の畑で来年用の種イモを作るため、
ムカゴと小さい種イモを植えに行ったのだが、
異変が一つありました。

この畑は猪が闊歩する山中の畑なので、
対策は二重三重に行っている。
畑への進入側でない山側に防獣ネットを張り、
更に目隠し用に畔波シート立てている中で、
電気柵で囲っています。

猪の習性として目の前を見えなくすると、
その先へ進まなくなるようです。
当初は防獣ネットだけだったが、
いとも簡単に食いちぎられて進入を許した。
目隠し用に畔波シートを立てたら、
それ自体は薄いプラスチックなのに、
何年と破られていない。

今回は猪が畑を目指したのでなく、
その「衝立」の際でミミズ等を探すため掘り起こし、
その余波で畔波シートが外れ倒れたのです。
一緒に張られているネットは破られていない。
修復復旧させました。

ムカゴ等の植え付けは一日かけて終えることが出来ました。

この畑を守るため手前の入口側は、
電気柵を二重に設置してあります。
一重エリアは栗の木を守って、
二重エリアでは自然薯などの野菜を守ってくれています。
猪との知恵比べが続きます。

< 目の前見えねば猪突猛進出来ぬ >
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定植終わったが・・・

2024-05-24 06:04:50 | じねんじょ
やっと自然薯の種イモを定植し終えました。
9日間かかりました。
しかし今年は目算が大きく狂ってしまった。
750株を芽出し畑へ植えたのだが、
腐りがかなり出てしまい、
最終的に栽培畑へ移植で来たのが665株でした。

結果栽培容器を埋め込んだのに使わないのが、
多数発生することに。
藁が置いてない所が種イモを置けなかったところ。

毎年芽出しでの腐りは一定出ていたが、
今年みたいに10%を超えるのは初めてです。
それに昨日発見したが、
未だ掘っていない小さい種イモの芽出しヶ所が、
動物に掘り起こされていた。

小さい種イモは来年用でもう一回り大きく育てるのだが、
この芽出し畑は人家の間にあり、
ここまで猪が来ているとすれば、
来年はここも電気柵で囲わねばならない。
食薯用の種イモの大部分を掘り出した後だったので、
大被害を食わなかったのが未だ良しとしましょうか。

同じ畑でショウガの芽出しもしていました。
8株置いていたが6株に芽が出ていました。
もう少し作っても良かったかなと反省です。

引き続いて支柱を立て誘引ネットを張って、
自然薯の蔓が上るのを手助けしていきます。

< 夜陰つき人家まで猪次は熊か >
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大きくなる前に

2024-05-23 06:02:05 | 季節のたより
現在の暦は二十四節気だと「小満」で、
自然界の万物が成長する頃ということです。
野鳥や虫たちも活発に巣作りに励んでおり、
アシナガバチも然りです。

出入り自由の物置や軒下などは格好の巣づくりの場となるため、
いつも以上に慎重に眺めています。
ありました。
戸袋の下です。
屈まないと見つけれません。

これは掘っ立て物置の中です。

どちらも小さな巣で一匹が作業中でした。
放っておけば一ヵ月後には倍加して、
知らずに近寄れば急襲されかねないため駆除しました。

以前スズメバチの捕獲業者から聞いたことだが、
春先にハチが巣を掛けそうな場所へ、
一番効力が弱いハエ蚊用スプレーでいいから吹きかけておくと、
その匂いで寄らないとのこと。
中々予防までは出来ないけど早期発見して対処することが大切です。
スズメバチだけには来て欲しくないですね。

< 小満に蜂の一刺し先ず発見 >
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種イモの定植

2024-05-22 06:08:40 | じねんじょ
楽田の研修畑では4月早々に種イモの芽出しを開始して、
2ヵ月近くかけやっと定植の日が来ました。
昨日は20人のサポーターや会員が参加しました。
特にサポーターの皆さんは興味津々です。
先ずは種イモの掘り上げです。

一株づつ取り出す場合は発芽点を外さないよう、
慎重な取り扱いが必要ですが、
昨日は全て取り出すため、
シャベルで全体を持ち上げて掘り上げました。

定植の前に誘引用ネットを張ります。

青色の案内棒に従って種イモを一株づつ栽培容器の上に置いていきます。
この種イモから新生薯がどうしてできるの?
サポーターさんからは率直な疑問質問です。

植え終わったら水やりと藁を敷いて乾燥防止します。

食用薯で約330株、来年の種イモ用で約200株の定植を、
10時過ぎには終えれました。
数は力ですね。
マイ畑への定植は1週間かかってやっと500株超えです。

今後は白黒マルチを敷いたり雑草などの管理を経て、
晩秋の収穫に向かいます。
自然薯づくりを通して関心や魅力を体感して欲しいですね。
そして何人の新栽培者が生まれるのかな。

< 薯づくり夢膨らむ定植楽し >
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