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2016.5.22 『北の峰』(1,084m)

  日曜の朝は富良野市の、とある新緑の中で目覚めた。

朝日が眩しい。

 

 広いスキー場を登るのが大好きな我々は、この日富良野スキー場から『北の峰』に登ることにしていた。

先日のGWの折にも登ったが、その時は新富良野スキー場から登った。

この両スキー場から登れる『北の峰』は頂上を経て往来できる。

更に『北の峰』から登山道は『富良野西岳』まで続いている。

 

 この日も晴天で、前日までとは違い、空気が澄んで透明感を増した。

そしてそれは山々を美しく際立たせる。

若々しい新緑も一段と美しさを増した印象だ。

  先週の土日に続き、二週連続で土日とも晴れ模様。

かつてこんなことがあっただろうか?

きっとあったのだろうが記憶にない。

ただ今日は暑かった。

富良野盆地の予想最高気温が30℃。

そうなるともう短パンだ。 

 7時25分、ゆっくりスタートした。

私はこの日も絶不調で、歩き始めから辛くてしょうがない。

下半身が重くて重くて・・・

終始前を行くHiromiについて行けず、段々距離が広がる。

調子が悪いと水をがぶ飲みすることを初めて知った。

朝起きた時に牛乳を約1ℓ飲み、歩き始めてから飲料水を2ℓ飲んだ。

こんなことも初めてだ。

とにかく辛くて辛くて・・・

それでも一歩一歩歩を進めれば、いつか頂上に達する。

9時15分、頂上着。

時折涼しい風が吹くものの、一貫して暑い。

それが不調に拍車をかける。

スキー客用ゴンドラの終点駅まで下って日陰で休憩。

ほとほと疲れて座り込んだ。

それからゆっくり下山。

そしてこの日のもうひとつの目的であるワラビ採りだ。

このスキー場は広範囲に渡ってワラビが自生する。

それをいつも遅い時期に確認し、いつか早い時期に収穫したいと思い続けてきた。

それがようやくかない、大きなレジ袋にびっしり採った。

そんな女房への土産を提げて下山。

Hiromiは山菜採りなんかには全く興味がないので、早々に下山してカーエアコンで涼んでいた。

それから前日と同じく「ハイランド富良野」で汗を流して帰途に着いた。

今週も天候を心配することなく過ごした二日間は、二人して満足の山旅であった。

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