北海道の山野でとことん遊ぶ!!
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2018.3.21 『幌向岳』(836m) 三市を分かつ境界の山に登る
昨日の春分の日は夕張から『幌向岳』に登った。
この山の存在は昨年まで知らなかった。
昨年地理院地図で夕張の山々を眺めていると、
ふとこの山に目が止まった。
それは私の好きな夕張の北はずれにあり、
しかもその頂上が3市の境界にある。
この山の頂上で夕張市、三笠市、岩見沢市の山市が分かれている。
一つの山の頂点で自治体が3つに分かれている山なぞ、
私は他に知らないし、大変興味が湧いた。
それでこの地形図に点名のない山に昨年3月初めて登ってみた。
地形図を見るとなかなか複雑な尾根が入り混じるも、
赤鉛筆で尾根通しのルートを記せた。
そしてこの山に『幌向岳』という俗名があることを、
ずいぶん後で知った。
昨日の朝7時40分、
国道452号線の「三夕トンネル」夕張側入口手前の除雪スペースをスタートした。
今回は美香が参加。
今年から『ミニ山の会』メンバーとなった美香は、
きっちり月一で参加してきている。
趣味としては写真撮影がメインの美香だ。
それでも体育館でのランニングや外でのランニングを欠かさず、
常に山に登れる状態をキープしている。
従って、月一でも決して足でまといになることはない。
スタートしてすぐ、とある尾根の突端に取り付く。
雪面は締まってスノーシューを必要としない。
しかし、帰路で気温が上がってからの腐った雪対策でスノーシュー装着だ。
空は雲一つない快晴。
そして雪面は締まり、快調に歩を進める。
進みゆく尾根は北方向に進んだあと、
西に向きを変えるが、また一旦南に進む。
途中で古い作業道に出合うところがあり、
それを利用して「634mP」をショートカットしたのだが、
今冬の大雪と先日の大雨以降締まった雪面で、
ひやりとするトラバースがあった。
しかし結果、問題なくクリアして先に進む。
その後一旦広い尾根を下降してからCO.770mのきつい登り返しだ。
この登り返しがこのルート中では一番きついところ。
急斜面に積もった新雪がスノーシューのアイゼンを効かせてくれない。
ズルズル滑り落ちてしまう。
そこでスノーシューをデポしてツボ足で進むことにした。
新雪下の雪面は固い。
ツボ足で十分だった。
とんとことんとこ登りつめると広い頂上大地に出る。
10時ちょうど、『幌向岳』
広いがなんとなくここだという最高標高点に立った。
空には相変わらず雲ひとつない。
こんな日が年間いったい何日あるだろう?
とにかく風もなく最良の日。
スノーシューをデポした地点まで下って、早めの昼食とした。
昼食後はスノーシューをザックにくくりつけ、
ツボ足で下降することにした。
雪が腐った時点でスノーシューを装着することにして。
しかし、雪は駐車地まで締まったままで歩きやすかった。
先日の大雨でいつもの年より早くにツボ足可となった。
これは使えるぞ!
12時20分、駐車地。
夕張市街地に戻って、「レースイの湯」で汗を流して帰途に着いた。
そして帰宅してみると突然玄関ドアが開き、
な、なんと乃々が現れた!
これには驚いた。
聞けば、この日はママのSa~と乃々、虎が暇をもて余し、
3人で電車とタクシーに乗って来たという。
そんな公共交通機関を利用して訪れたのは初めて。
この日は携帯圏外に出かけていたので電源を切り、
帰宅するまでそのままだった。
それでいつものようにHiromiと行くはずだった「サイゼリヤ」にみんなで行くこととし、
Hiromiにタクシー役を頼んだ。
いやあ、なんか盛り沢山の楽しい一日だったわぁ~