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2019.3.3 『807m峰』~『840m峰』(夕張・鹿島)  夕張市の800m超峰 全12座完登!

   昨日の朝、夕張のシューパロ湖畔で目覚めた。

もう夜間の最低気温が高くなり、

エンジンがかからないという心配がなくなった。

そしいて外に出ると快晴だ。

ただ、PM2.5は多少薄くなったものの、

まだ大気中にかなりの濃度でただよっており、

シューパロ湖の東に美しい姿を見せる『夕張岳』がぼやけている。

以前はそういう外的要因を気にもしなかった私だが、

今は気にするばかりではなく、

気をつけなくてはならない年齢となった。

 このところ名の無い山にばかり登っており、

いったいどこのことかわからない方が多いと思う。

しかし、名が付けられていない山にも素晴らしいところがたくさん有り、

積雪期だからこそそういう無名山歩きを楽しめる。

そして人に出会うことがないというのが、

こうした行動の中で最大の楽しみかもしれない。

 

 今回は夕張市街地に隣接した山間部における800m超峰全12座のうち、

最後に残っていた未踏の2座への挑戦とした。

この12座だが、今年の1月までは9座だと信じていた。

ところが先月の山行で新たな2座を発見し、

この日にまた予期せぬ1座に立ったことで、

全12座と確信するに至った次第だ。

  地形図で夕張市街地に隣接した山間部を眺めていると、

800m超峰が8座見て取れる。

 

この800m超峰に共通した点が、

いずれも800m以上ではあるが、

900mには満たないということ。

これは面白いと興味を持ち、

全山に登ってみようと思いついたのが3年前か?

また、それらには地理院地図上で標高点の高さが示されている。

そして残りの4座は実際に登ってみて、

周囲の山と比較し800m超峰と確信して帰宅後、

等高線からその高度を拾ったものだ。

 

 昨日の朝7時05分、駐車地をスタートした。

すぐにカラマツの見事な林を通り抜けた。

植生がトドマツの樹林に変わると、

間もなく急登が始まる。

前日のモナカ雪とは違い、

そこそこ締まってグイグイ高度を稼げる。

尾根筋はCO.620で一旦平坦になる。

そしてそこで初めて進行方向に、

目指す『807m峰』の姿を木の間越しに捉えることができた。

そのピークに立つことを楽しみに更にグイグイ登って行く。

頂上直下の急登では背後の視界が一気に開け、

自然の雄大さと高度感を楽しむこととなった。

8時40分、『807m峰』。

本当はここで800m超峰全座完登のはずだった。

いやいや、そこで完登したつもりだった。

しかし時間も早いので稜線を北に進み、

『850m峰』を回って下山することにした。

ところが晴天の中、稜線歩きを楽しみながら進んで行くと、

頂上部分が平坦な峰が見えてきた。

地形図でその存在を読んでいなかったので、

「あれぇ、変だなあ・・・」という思いでそこに立ってみると、

先ほどそのピークに立ち、後方にまだ見えている『807m峰』より明らかに高い。

そして目指していた『850m峰』は稜線の北に見えている。

HiromiにGPSで確認してもらった。

すると840mを超えていた。

はっきりしたピークを持つこの峰も、

800m超峰の一座であることは間違いない。

そこでこのピークも含め、

夕張市の市街地に隣接した山間部における「800m超峰」は12座と結論ずけた。

帰宅して地理院地図でこのピークを確認すると、CO.840であった。

 

 9時20分、『840m峰』。

新たな800m超峰発見でHiromiと握手!

そこで『850m峰』への進行はとりやめ、

『840m峰』から東に下った。

すると素晴らしい光景に出会った。

広いところ大好きの私が好む一大オープンバーンだ!

来シーズンはHiromiとここをスキーで滑ろう。

その後稜線上から見て読んでおいた尾根筋を下って、

10時20分、国道452号線に下り立った。

それから国道脇を2kmほど歩いて、

10時50分、駐車地。

 

 いやあ、満足満足!

「800m超峰」全12座完登  の喜びを胸に、

夕方「サイゼリヤ」でかんぱーいっ!

って、こんなことで喜んでるの、私とHiromiだけだけどねえ・・・

私と一緒に登り続けてきたHiromiもまたこの日12座完登なのだ。

夕張大好きの私だからこだわっていることではあるが、

今度は700超峰に絞ってみようか・・・

 

 夕張市街地に隣接した山間部における800m超峰は次の12座となる。

   (1)「874」、「835」、「832」

   (2)「800」、「810」、「807」、「829」、「807」、「840」、「850」、「820」、「836」

     ※先月まで「833m」と思っていたピークは地理院地図で「820m」等高線

      で示されているため、ここで訂正させていただいた

       ※上記(1)は夕張市旧石炭の歴史村東奥に連なり、

          (2)はシューパロダムに端を発して北に伸びる稜線状の長い尾根上に点在する

                 また、上記の順列は南から北に向かってのもの

 

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