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2021.2.14 『柳沢』(380m)  真谷地の広い庭で遊ぶ

 週末土曜の夜は久しぶりに夕張で車中泊。

日曜の朝目覚めると外気温は-8℃。

ひところから見ると随分気温が上がったものだ。

そして空は快晴!

11日の祝日に続き、

この日も夕張市真谷地の山に登ることにしていた。

ここには素晴らしいフィールドがある。

広い風景が大好きな我々にぴったりだ。

 準備を整えて7時に駐車地をスタート。

すぐ林道を伝って山に入った。

山とは言ってもここは、

かつての露頭炭採掘現場だ。

それがそのまま段々畑のように残っている。

石炭の採掘が行われていた頃は、

特殊な巨大ダンプが、

一帯を行き交っていたのだろう。

とにかくそこに足を踏み入れただけで、

なんとも言えない風景が広がる。

そんな風景を楽しみながら、

一旦西に進路をとった。

そして広い大地から、

Co.330で樹林帯に入り、

細尾根にのった。

すっきりした尾根だが、

途中何度も出てくる倒木がひどい。

尾根の両側が結構傾斜のある斜面なので、

障害となる倒木を越えるのが容易ではない。

混んだ枝の中をくぐったり、

それができないものは何とか上を越えたり・・・

体の小さいHiromiは狭い枝の中に入っていくが、

私にはどうしてもHiromiと同じことをできない場面が生ずる。

そんなときは傾斜のきつい斜面を、

トラバースして回避するしかない。

グサグサと足下の雪が崩れ、

突破に時間がかかる。

それで最後はHiromiに置いていかれ、

私がピークに達する頃には、

ザックをおろして汗を拭うHiromiだった。

 8時05分、四等三角点「柳沢」

木の間越しに西側の田園地帯が見えている。

この辺りはほとんどがメロン農家だろう。

有名な「夕張メロン」の産地だ。

風がなく穏やかな晴天に、

心から癒される思いだ。

そして尾根を引き返す。

再び倒木群と格闘し、

また広い大地に戻った。

気持ちの良い中で寝転んでみた。

そして今度は一旦下って、

東側の高みに上がってみることにした。

急斜面を快適に下降し、

下り切ると今度は一直線に登り返す。

休まずひたすら歩を出して行くと、

みるみる背後に西側の風景が広がり、

なかなかの高度感だ。

そして登りきって、

奥に『柳沢』を抱えた風景を楽しむ。

Hiromiと斜面にスノーシューで、

ハートを描いてきたのだか、

小さくて見にくいか?

この東側の高みから、

更に奥に目をやると、

巨大アンテナ群を抱えた「上真谷地」が、

ほんの近い距離に感じられる。

そしてそこから南に続く標高700m台の尾根は、

その上を数年前Hiromiと歩いている。

様々な思い出が蘇る眺めだ。

 最後は入ってきた林道に下っていく。

その下りゆく眺めもまた素晴らしく、

歩くのが実に楽しい。

その「楽しさ」の大きなポイントは、

やはり素晴らしい晴天だろう。

青空が、日差しがなかったなら、

せっかくの風景も美しさが半減する。

山は晴れりゃあ100倍楽しい!

それをあらためて感じさせてくれる山行だつた。

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