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2021.2.19 『三角山』(336m)~『南高山』(242m)  栗山の端っこで三角点を結ぶ

 

 昨夜は夕食時に「のどごし」生を、

1缶だけ飲んでやめた。

通常は500mlを2缶飲み、

夕食後は寝るまでウィスキーを飲んでいる。

そしてそのウィスキーもやめて寝た。

酒を飲まないと眠くてしょうがない。

と言うか、夕食後に飲まないなんてのは、

指折り数えて16年ぶりだ。

その頃病気で入院したことがあったので、

一時的に酒をやめざるを得なかった。

今夜もなんとか頑張らねば・・・

 今朝起きるとまた雪が積もっていた。

約20cmの湿って重たい雪だった。

除雪作業をするが、

これをしていると山へのモチベーションが、

どんどん低下して行く。

しかし血液検査の結果を踏まえたう上でも、

運動を欠かすことはできない。

いつものように、

『長官山』トレーニングでも良かったのだが、

ちょっと足を伸ばしてみることにした。

そこで三角点ピークを、

二つつないでみようと考えた。

そして栗山町滝下へ。

ここは栗山町の南端だ。

すぐそばに由仁町と夕張市の境界が控えている。

そんな滝下に「滝下高区送水ポンプ場」と言う、

小さな建物がある。

その建物の前にエゾシカ防護柵のゲートがある。

この辺りはどこもエゾシカの防護柵が、

延々とめぐらされているので、

それを通り抜ける扉がなければ山には入れない。

それにこの扉の前には、

車一台を停めるスペースがあった。

 10時10分、扉を開けてスタート。

しばらく林道を歩くのだが、

これがどういうわけか除雪されている。

伐採された木材の運搬か?

と思って歩いていたが違っていた。

除雪された林道を300mほど登って行くと、

また小さな建物が現れ、

そこには「滝下高区配水池」と書かれていた。

麓で見た建物と連携しているらしい。

そして除雪はこの建物の、

維持管理用だったようで、

ここで終点を迎えた。

更に林道を進んで間もなく、

林道を離れて緩やかな斜面に入った。

以前は畑だったようで、

離農していった住民の家屋が放置されている。

広い畑跡は気持ちがいい。

背後に空知平野の風景が広がっていく。

畑跡を縦断して尾根に上がる。

尾根上を東に向かって進む。

針葉樹林帯に入るとトドマツの幹に、

ヒグマの爪痕が何箇所も現れる。

人が耕す畑の隣りにはヒグマが、

頻繁に出没していたようだ。

更に尾根を進むと落葉樹の疎林となり、

『三角山』最後の登りで、

夕張側の山々が見渡せた。

『仲勃山』の奥に『佐主岳』が、

やけに目立って美しく見えていた。

そして11時50分、四等三角点『三角山』

このピークに立つのは3度目だが、

前2回は藪漕ぎで登り、

積雪期は今回が初めてだ。

ここで簡単な(サンドイッチとカップ麺)昼食とした。

 昼食後、一旦広い畑跡まで戻り、

今度は同じ尾根を西に向かって進む。

途中林道跡や作業道が現れるも、

長くは続かず送電線下に出た。

この下を歩いて正面の尾根に取り付いた。

快適な尾根を登りきると、

短い稜線歩きで、

13時10分、四等三角点「南高山」

木の間越しに南空知の田園風景が見える。

下山は登りのトレースをそのまま辿る。

途中でトドマツの幹に付けられた、

旧営林署の古い表示版を目にした。

そこには「昭和34年」と記されている。

私が5歳の頃植林されたものだ。

どうりで大木が多いはずだ。

伐採が近いと推測される。

 山林から古い農地に下ると、

廃屋のそばにヒグマ用の箱ワナがあった。

中にヒグマの死骸なんかが、

そのまま放置されていたら嫌だな、

と思いつつ覗いてみると何もなし。

その後林道に下って少し歩くと、

またヒグマ用の箱ワナだ。

針葉樹林帯で目にした爪痕から考えても、

この辺りはヒグマの影が濃いようだ。

 13時50分、駐車地。

里山を結ぶ山旅はなかなか楽しかった。

 

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