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2021.2.23 『本安平』(215m)~『郡界』(283m)  由仁町から入って安平町を歩く

 最近は休日となると天気が悪い。

休みばかりで遊んでいる私はいいが、

日々激務に追われてストレスを抱え、

休日山へ出かけるのを、

何より楽しみにしているHiromiは気の毒だ。

そんな中今日の「天皇誕生日」も、

近場の予報はどこもここも、

終日雪模様とのこと。

しょうがないので、

雪に降られることを覚悟で出かけたのだが、

山の選定がうまくいった。

雪に当たるどころか、

青空の下での山行が楽しめた。

 今朝途中でHiromiを拾って向かったのは、

由仁町川端地区。

クオーベツ貯水池に向かう林道入口だ。

ここまでは除雪されていると、

あらかじめ予想して行ったが、

予想は的中した。

それどころか林道奥で、

何かの作業が行われているらしく、

クオーベツ貯水池に向かう林道は、

奥まで除雪されているようだった。

今日はここから二つの三角点を、

結んでみることにした。

どちらの三角点ピークも、

昨年藪漕ぎで立っている。

 準備を整えて8時ちょうど、

林道入口そばの駐車地をスタート。

林道入口は三叉路になっており、

左の除雪された林道を進むと、

『於兎牛山』から『クオベツ山』へ続く。

また右の林道は既に廃道で、

車両の通行はできない。

但し、今日は下山でこの林道を利用した。

そして今回足を踏み入れたのが、

真ん中の林道だ。

この真ん中の林道を進んで行くと、

『支安平奥』(三等三角点)を経て、

遠く「瑞穂ダム」に下る。

今回はこの林道を進み、

最初に現れる分岐で右手の支線林道に入った。

支線林道を進んで行くと、

突然前方の視界が開け、

伐採地の広い風景が見渡せる。

今日の山行で最も期待していたのが、

この伐採地の広い風景を眺めることだった。

期待通りのいい風景が広がっていた。

しかしその素晴らしい風景も、

青空と太陽の日差しがあったればのこと。

天気が悪けりゃどこの風景も、

100分の1の魅力しかなくなってしまう。

 広く美しい風景を楽しんだあと、

林道は樹林帯に入った。

林道は上部の尾根に沿って進むのだが、

すごい蛇行が続いていく。

またすぐ上の尾根は由仁町と安平町の、

ちょうど境界線上となっており、

我々は由仁町の外れをスタートし、

この時点では安平町を歩いていた。

そう考えるとなんとも不思議な気がする。

 蛇行を続けた林道は、

直線距離にすると約1kmで、

新たな林道分岐となる。

この分岐で林道を離れ、

『本安平』に続く尾根に取り付いた。

と、ここで私がミスをした。

すぐに送電線の下をくぐるのだが、

その送電線に気を取られて、

うっかり予定した尾根の、

隣りを進んでしまった。

尾根筋というのは一本間違えると、

とんでもなく遠く離れて進んでしまうもの。

途中の風景がどうにもなじまないので、

これはおかしいと思いつつも、

立ち止まって確認することを怠り、

約1kmほど歩いて間違いを認識した。

しかし尾根筋を引き返すことはせず、

たかだか50mほどのアップダウン。

一旦沢床まで下って隣の尾根上へ登り返した。

これがまた冒険ぽくっておもしろい。

Hiromiもそんな場面を楽しむ。

登り返して地形図上の、

243m標高点付近に上がり、

約500mほど歩いて、

10時20分、二等三角点「本安平」

思えば昨年このピークに3度立っているので、

今回で4度目となった。

 「本安平」からは最初に歩く予定だった尾根を、

忠実に辿って送電線下をくぐり、

歩いてきた林道に戻った。

そして林道を200mほど戻った地点から、

尾根に取り付いて『郡界』へ。

この辺りは少々笹がうるさかったが、

難なく登りきって、

11時ちょうど、四等三角点「郡界」

この三角点標石はどうしたことか、

斜めに埋め込まれている。

いったいどうしたことだろう?

 「郡界」からの下山は速い。

境界線が走る尾根筋の、

南側にこの朝歩いてきた林道が付けられているのだが、

今度は反対側の北側に下る。

一旦南側に下りかけたHiromiを呼び戻した。

フワフワとした雪上の下りは、

スノーシューにとって快適だ。

もう廃道となった林道に当て、

三叉路の林道入口に戻った。

11時25分、駐車地。

う~ん、変化があっておもしろい行程だった。

次回は藪漕ぎで二つのピークを結ぼうか・・・

 

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