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2021.11.28 『熊ノ頭』(くまのあたま・162m)  また小春日和に恵まれた~

 今週から月~木曜の週4日間出勤となった。

しかし日々時間いっぱいの仕事があるわけじゃなく、

日々15時退勤と楽なもの。

また燃料も高騰していることから、

そうそう山にばかり走ってはいられない現実もある。

 先週土曜日の「幌内」から下山後、

厚真町の「こぶしの湯」で汗を流し、

車中泊予定の「知決辺川」に向かった。

ところが上流部に向かう林道に、

「工事中のため立ち入り禁止」の立て札ありだ。

ここもまた一次的な災害復旧工事が、

昨年終わったはずなのに、

二次の復旧工事が始まったようだ。

急遽変更で安平町に移動して車中泊とした。

日曜日の朝、JR石勝線「西早来信号場」奥の、

「第一追分トンネル」近くを駐車地として入山。

今回登ったのはニ等三角点「熊ノ頭」(くまのあたま)で、

このピークの東約2kmのところにも、

同名の「熊ノ頭山」(155m)がある。

こちらは地理院地図にその山名が記されている。

ただ、こちらにも四等三角点があり、

点名は「弾庫」(たまこ)となっている。

麓に陸上自衛隊の弾薬庫があることによる点名だろう。

この辺りはほとんどが陸上自衛隊の敷地となっているらしく、

有刺鉄線で仕切られた部分が多い。

 樹林に足を踏み入れてギョッ!

エゾシカの死骸だ。

それも立派な角を持った雄鹿だ。

いったいどうしてこういうことになったのか?

ヒグマにやられたか?

しかし動きの俊敏な雄鹿が、

やすやすとヒグマに襲われたとは考えにくい。

あるいはハンターに撃たれて、

死骸を放置されたか?

いずれにしても自然界の厳しさを見せつけられた思いだ。

  その後軽い藪漕ぎで送電線の作業道に出た。

そして作業道を利用して一つ上の鉄塔まで登ると、

林道と合流するので、

この林道を利用して進む。

この林道歩きの雰囲気が良く、

小春日和の中の柔らかい日差しが何とも言えない。

そんな気持ちの良い林の中を歩いて行くと、

突然広い管理道路に出る。

これはピークに建つ巨大アンテナの維持管理用道路だ。

10cmほど降り積もった雪の上に、

車両や人が通った跡は見られない。

人の気配がない管理道路もいいものだ。

 広い管理道路を歩いて行くと、

はじめは遠かった赤と白に塗られた巨大アンテナが、

どんどん近付いて行く。

そして最後は管理道路から一段上がった地点で、

ニ等三角点「熊ノ頭」

前回この三角点を訪れたときは、

有刺鉄線が外れていたが、

今回は張り直されていた。

その張り直された有刺鉄線の、

自衛隊の敷地側に三角点があるため、

足を中に差し入れて写真を撮った。

 下山は同ルートをたどり、

途中で風景の良いところに立ち寄った。

送電線が西に伸び行く地点で西の風景が見える。

そこから見える千歳空港が、

思いのほか近いことに驚いた。

 また気持ちの良い林の中の林道を歩き、

送電線の作業道を下り、

最後は小沢に沿って車道に出た。

そして駐車地へ。

この11月はずいぶん小春日和に恵まれた。

前日の積雪が融けてしまった道路を帰途に着いた。

この日の夕方ももちろんHiromiと「反省会」。

 

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