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2021.12.16 『板江別』(いたえべつ・477m)  時間切れリタイア

 時間切れでリタイアと言っても、

スタート時刻が遅かっただけ。

急に変更して登ったものだから・・・

今週は予定通り月~水曜日の、

3日間出勤して終わった。

来週も月~水曜日の出勤予定で、

水曜日は棚卸しをして終わる。

それで年内の勤務は終了し、

1月5日までの長い年末年始休暇に入る。

 昨日の朝家を出て厚真町に向かった。

厚真町で未踏の三角点ピークをいくつか登る予定だった。

ところが長沼町辺りを走っていると、

夕張方面の山が見え始め、

北夕張は真っ白だが、

南夕張の山はまだ黒々と見えた。

そこでまだ南夕張なら藪漕ぎで登れると思い、

変更して夕張市に向かい、

滝ノ上地区から「草木舞林道」に入った。

この林道は今年の9月、

『鬼首山』の西尾根を登った時に利用している。

「草木舞川」に沿って伸びる林道を進んでいくと、

施錠されたゲートが現れる。

その手前200mほどのところに、

十分な駐車スペースがあるのでそれを利用した。

 「板江別」には2年前の晩秋に、

Hiromiと栗山町円山地区から、

「板江別林道」を利用して登っている。

それで今度は夕張側から登ってみたいと思っていた。

この日はゆっくり家を出て厚真町に向かったので、

当然出遅れてしまったわけだ。

それでも今山に入れるなら、

リタイア覚悟で尾根の状態を見ておきたかった。

藪が濃くて登れないかもしれない植生を!

スタートしてすぐ現れるゲートには、

狩猟に関わる貼り紙があった。

この時期にはどこの林道入り口でも目にするものだ。

それによるとピンクに色付けされた部分は、

「狩猟禁止区域」となっていた。

それじゃあこの一帯全部がピンクに染まっているので、

全面狩猟禁止ではないか。

しかしゲートを越えてタイヤ痕が何台も続いている。

よくわからんなあ・・・

 ゲートを越えるとすぐ左に登っていく支線林道が現れた。

その支線林道方向の尾根に取り付く予定だったので、

この地形図には記されていない支線林道に入った。

そしてすぐ林道から尾根に取り付いた。

藪は薄い!

この薄い状態よ永遠に!

と、願いながら登っていく。

尾根筋ははっきりしている。

もう葉が落ちてしまった木々の間から、

『鬼首山』の稜線が常に見える尾根歩きだ。

ところどころで厄介な倒木を回避し、

古い作業道跡が現れればそれを利用する。

なかなか面白い尾根が続いて行く。

西側の尾根の斜面には作業道が随分走っている。

小さなアップダウンを繰り返し、

地形図上の「393mP」手前で樹林が切れ、

「板江別」を確認することができた。

そして「393mP」直前で送電線の鉄塔下に出た。

こりゃあ眺めがいい!

しかし時刻はちょうど正午。

ここまで2kmの尾根歩きに2時間を要した。

従ってこの後の尾根歩き1.5kmにも、

そのくらいの時間はかかるだろう。

それで先に進むことを断念した。

最も日が短い今の時期では、

明るいうちに下山できない。

鉄塔下で素晴らしい風景を眺めながら、

いつもの簡単な昼食とした。

 下山は登路の尾根を戻らず、

鉄塔から「草木舞川」に下降する尾根を利用することにした。

ところがこの尾根は倒木の嵐で、

次から次へと倒木群が現れて足を止める。

ついつい大声で愚痴!

「なんでこうなるのよう!!」。

従って背後の鉄塔がいつまでも見えている。

それでも辺りの風景は美しく・・・

倒木群を越えると平和が訪れ、

淡々と下って「草木舞川」、

そして「草木舞林道」に下り立った。

「草木舞林道」は平坦で、

ただただ2km余りを楽に歩行し、

14時前には駐車地に着いた。

「板江別」までは行けなかったが、

私の中では大変有意義な尾根歩きができたことに満足。

植生も確認出来てよかった。

帰宅後は冷えた「のどごし生」を一気に流し込んだ。

 

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