北海道の山野でとことん遊ぶ!!
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2021.12.12 『振富山』(ふれとみやま・317m) 町境の稜線を行く
12日(日)の朝は道々131号線沿いの、
むかわ町と平取町の境界近くで目覚めた。
もう夜明けが遅くて、
まだ暗い中起きだすのがおっくうでたまらない。
Hiromiはこの車中泊でも、
いつもと同じように前夜の夕食後、
間もなく寝てしまうので10時間以上睡眠をとっている。
疲労と慢性的な寝不足が続いているのはわかるが、
よく車の中でそんなに眠り続けられるものだと、
いつも感心させられる。
この日の「振富山」は私もHiromiも初めて登る。
むかわ町富内と平取町振内の境界線上にある山なので、
この点名がつけられたのだろう。
道々131号線の両町境界線そばに、
車一台分の駐車スペースを見つけた。
それで駐車地からそのまま尾根に取り付いた。
足元が丈の低いミヤコザサに覆われているため、
どこでも歩ける状態だ。
これは期待した通り!
快適な笹の尾根を登っていく。
ただ、予想より斜度がきつく、
スパイク長靴で入山したことを後悔することになった。
急登や急斜面のトラバースで、
足があちこちよじれてしまう。
それに対し登山靴のHiromiは快調に登っていく。
そして短い距離で、
四等三角点「振富山」。
ここから同じく四等三角点の、
「町境」まで境界線上を歩いて行く。
ところがここでミスをした。
無意識に枝尾根に入ってしまったのだ。
そのミスに気付いたのが、
300mほど枝尾根を歩いた地点だった。
境界線上の稜線はおおよそ東に向かって、
山奥へと入っていく。
それに対しミスした枝尾根は、
道々に沿うようにして伸びていく。
そこで思ったのはハンターの存在だ。
山奥に向かうと境界線の両側麓から入る林道がある。
そこにハンターが入っているであろうことを、
常に念頭に置いて行動しているため、
無意識のうちにその危険を回避するべく、
危険度の低い尾根に入ってしまったのではないかと。
ただ間違いが判明した以上、
「振富山」まで戻って修正することにした。
ところが「振富山」直前で突然、
「バーン!」。
銃声だ。
やはり奥にハンターが入っている。
そこで「もしも」のことを想定し、
誤射の危険を避けるべく、
「振富山」で打ち切って下山することにした。
下山では「こんなに斜度があったのか?」、
と思えるような急下降を経て駐車地へ。
時間はまだ早かったが、
楽しかった三角点4座の思い出を胸に帰途に着いた。
そして夕方いつものように「反省会」。