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2021.12.10 『熊狩山』(くまがりやま・144m)~『古潭沢』(こたんざわ・179m)  明るい林道で二つの三角点を結ぶ

 今週も先週と同じく、

月~木曜と4日間の出勤だった。

しかしそれも今回までで、

来週は月~水曜日の3日間だけ。

そして再来週もおそらく3日間出勤して、

23日(木)から長い年末年始休暇に入ると思われる。

若干の変更が考えられるので、

確定したとは言えないが、

まあ楽な勤めでやめられない。

 今日は石狩市厚田区望来(もうらい)から、

狭い町道に入って「望来ダム」を目指した。

望来地区は風力発電が進み、

巨大な風車のある風景が独特だ。

 

ダムのすぐ手前で、

「古潭越林道」の入り口が現れたので、

その前の広い空き地を駐車地とした。

-1℃の外気温の中、

8時45分、林道入り口をスタート。

 今回は初めて足を踏み入れる林道だ。

地形図でこの辺りを眺めていると、

三角点を有する山がチラホラ見受けられ、

その中から「古潭越林道」を利用し、

二つの三角点を結んでみることにした。

未知の林道に足を踏み入れるのは、

大変楽しみで興味津々だ。

 「古潭越林道」は驚いたことに、

しっかりと舗装されていた。

林道入り口にゲートはなく、

完全に開放されている。

開放しても車が入ることはめったになさそうだ。

今日は何台かの車が入ったタイヤ痕が残っていたが、

狩猟目的で入山したものだろうか?

林道に入るとすぐ不法投棄が目についた。

どうしようもない輩が、

よくもこんなところまで入り込んで、

ひどいことをしたものだ。

 舗装された林道は快適に歩を進められる。

日が当たる部分は舗装路面が露出しており、

日陰部分は雪が残っている。

広くて明るい林道は解放感に満ちている。

そんな林道を4kmほど歩くと、

前方に目指す「熊狩山」と思われるピークが見えてきた。

その直下まで歩いて藪に入った。

しかし距離はわずかで、

10時ちょうど、四等三角点「熊狩山」

この三角点標石はきちんと防護石に囲まれていた。

そしてそばの小木にはピンテも巻かれている。

訪れる人がいるんだなあ。

 林道に下って先に進む。

すると間もなく林道の雪上に、

ヒグマの足跡が現れた。

路上の雪が氷のように固まっているので、

足跡がつきにくいものの、

間違いなく今行ったばかりの足跡だった。

しばらくはヒグマの後を追うようなかたちとなった。

しかし次に現れた林道分岐で、

ヒグマの足跡とは別れて、

支線に入ることとなった。

その時点で舗装された林道とはお別れだ。

こちらの林道は直線的で、

更に雰囲気が明るくなった。

 「熊狩山」から約2km歩いて、

「古潭沢」の直下に達した。

こちらも林道のすぐ上にピークがある。

そしてわずかな藪漕ぎでピークに至るも、

笹が濃くて三角点標石を探すのに、

少々時間を要してしまった。

11時ちょうど、三等三角点「古潭沢」

直前の「熊狩山」(四等)には人が入っていたのに、

こちらの三等三角点には人の痕跡が見られない。

なんだか不思議な感じだ。

久しぶりに標石周りの笹刈りだ。

この辺の笹は茎が太いので、

春先にはいいタケノコが採れそうだ。

木の間越しにこの秋登った、

「東望来山」や航空自衛隊のレーダー基地がある、

『阿蘇岩山』が見えている。

また、下に伸びる「古潭越支線林道」の更に先には、

「望来奥」(四等三角点)があるが、

それは次回Hiromiを連れてきた時の楽しみにとっておこう。

 

 林道に下って復路に入った。

往路では背中に背負ってきた風景に向かって歩く。

広く明るい林道歩きは、

これがまた新鮮な感覚でいい。

途中の待避所で簡単な昼食とした。

車が入ってくるわけではないので、

別に待避所を利用することもないのだが・・・

 午後の柔らかく気持ちの良い陽を浴びて、

楽しく歩き、12時45分、駐車地。

いやあ、この林道歩きも楽しかったなあ・・・

 

 

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