北海道の山野でとことん遊ぶ!!
I am Amigo!
2022.4.15 『御園山』(284m) ネギはまだ早すぎた~
今週も月~木曜日と4日間出勤して、
今日から月曜日まで4連休。
この時期になると勤め先では、
しばしば山菜の話しになる。
そして「Aちゃん、ギョウジャニンニク食べたい!」、
とおばちゃんたち。
そう言われると、
この人のいい爺さんは、
「採ってきてやるかぁ」と、
ついついその気になってしまう。
それで今日は栗山町で『御園山』に登り、
ギョウジャニンニクの状況を見ることにした。
今年は雪が多かったので、
おのずと雪融けも遅くなり、
まだちょっと早い気がしていた。
北海道ではギョウジャニンニクのことを、
「アイヌネギ」と呼んで親しんでいる。
今朝栗山町南角田から、
林道入り口を駐車地として、
「不動の沢林道」に入った。
もう歩きなれた林道を行く。
しかし、雪というのは融けだすと早いもので、
先日まで白一色だった世界が、
もうほとんど雪が融けて、
春先の殺風景な世界が広がる。
ただ、藪に入るにはその方が都合よい。
雑草が勢いを増すと、
やたらと抵抗が大きくなる。
かつてはこの林道沿いに人家があったらしい。
牧畜を営んでいたようで、
サイロだけが残っている。
それを過ぎて林道を離れ、
古い作業道に入った。
沢沿いに続く作業道は、
やがて向きを変えて林の中に続く。
辺りは次第にカラマツオンリーの林となる。
ただその中に杉が林立する部分がある。
北海道には自生しない杉が、
何故ここに生えているのか?
その数は20本ほどと思われる。
作業道はカラマツ林に吸い込まれて消滅。
そこから藪を漕いで尾根筋に上がるが、
さして濃くはない藪なので楽に進める。
そして尾根上に上がると、
進行方向左手に「御園山」のピークが見える。
あとは尾根筋を忠実に歩いて行くのだが、
ピンテが目についた。
以前はなかったもので、
これがまた5~10m間隔で付けられている。
以前にもこういう付け方を目にしたが、
なに? この間隔の狭さ!?
だいたいはっきりした尾根筋である上、
枝尾根も決して間違うようなものではない。
必要のないところに、
やたらピンテを付け、
それを回収もしないのは、
山にゴミを捨てることと何ら相違はない。
やめてほしいものだ。
また、笹に触れるとダニが着く。
今年もダニの季節がやってきた。
わかりやすい尾根筋を忠実に詰めて、
四等三角点「御園山」。
この辺りに自生しているはずのギョウジャニンニクだが、
残念ながら全くない。
まだ雪が融けたばかりで早すぎた。
その後下山しながら見て歩くも、
今生えてきたばかりのものが少々。
まだ2週間かかるなあ。
下山は藪斜面を下らず、
尾根筋を進んでゴルフ場に出た。
そしてまだ営業されておらず、
ところどころに雪が残る中を歩き、
ふと斜面下に目を落とすと、
ゴルフボールが落ちている。
最初は気にも留めなかったのだが、
辺りを見渡すと、
結構な数のボールが落ちているので、
それを集めたくなった。
まるで子供が宝探しをするように、
それに没頭する67歳!
枯れた草の上や中からどんどん見つかるので、
これがまたなかなか楽しい。
そして見つけた数は50個を超えたようだ。
私はゴルフに興味がないので知らなかったが、
ゴルフボールってカラフルになったんだねえ。
集めたボールはそのままにして立ち去った。
するとまた目について拾う。
それがすぐ手のひら一杯になる。
ギョウジャニンニクは早すぎたものの、
思いがけない遊びができて楽しかった。