北海道の山野でとことん遊ぶ!!
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2022.4.27 『幌向炭山』(361m) 春めく里山で林道歩きを楽しむ
26(火)でGW前の仕事が終わった。
そして昨日から14連休がスタートした。
祝祭日以外は「コロナ休」が続く。
昨日の朝栗沢町美流渡に向かった。
極力燃料代を抑えなければならないので、
近場の山に出かける。
道々脇の砂利道を入って行くと、
地形図にない林道がある。
その林道を入ったところに駐車。
昨秋「幌向炭山」の南尾根を登ってみようと思い、
偶然この林道を見つけた。
すぐそばを小規模送電線が通っている。
送電線の保守管理用作業道に入り、
すぐ送電線の下をくぐって作業道にのった。
古い作業道で、
もう利用されなくなっている。
作業道は少し高度を上げ、
水平に続いて行くので、
作業道を離れて尾根筋を登った。
傾斜のきつい尾根だ。
それを登りきると水平状態で続く。
ふとそばのトドマツに目をやると、
古いがヒグマの爪痕が残っている。
そしてそれがあっちにもこっちにも!
人家がすぐその下にあるというのに、
なかなかヒグマの影が濃いところだ。
藪の薄い尾根筋を進んで行くと、
突然林道に出た。
辺りをよく見ると、
林道の中間部に出たのではなく、
終点に出たことが分かった。
いったいどこが入口なのだろう?
ここから気持ちの良い林道歩きが始まる。
はじめは曲がりくねって延びる。
すぐに「幌向炭山」の頂上部が見える。
日陰部分にはまだ雪が残っている。
林道をちょっとはずれると、
汚れたエゾシカの角が落ちていた。
そうそう、前述の尾根筋は、
エゾシカのフンがひどくてねえ。
絶対に避けようがないほど、
フンが散らばっている。
どこの山もそうだが、
エゾシカの数がすごい勢いで増えている。
林道に出ると、
そのフンがほとんど見られなくなるのでホッとする。
林道の途中で見通しの利くところがある。
そこから美流渡の集落が望まれ、
その向こうには「幌向川ダム」が見えている。
そしてその北側には、
これまでに登った三角点ピークが、
いくつか見えている。
この辺も随分登ったものだと、
しみじみそれらのピークに見入る次第だ。
だれも知らない山ばかりだけどねえ・・・
曲がりくねった林道が、
直線的になると、
やたらとフキノトウがでている。
いかにも春先といった風情だ。
300で林道は「幌向炭山」の西側を、
霞めるように伸びていく。
そこで斜面に取り付いた。
するとピンテならぬ、
オレンジテープが現れた。
これは昨秋登った折にも気になっていたものだ。
数が多いのだ。
最初のテープから3m先に次のテープ。
その次は10m先で、
またその次は5m先だ。
こんなテープの付け方ってあるかい?
だいたいすぐ下を林道が走っているのに、
テープなんかいらねえし・・・
そんなテープを気にし、
足下のフンにも気を配りながら登り、
ニ等三角点「幌向炭山」。
三角点の標石上にも小動物のフンだもねえ・・・
昨秋から気になっていたオレンジテープ。
二度目の今回は放っておけず、
上から回収しながら下った。
するとピークから林道までの、
わずか150mほどの間に回収したテープが、
なんと14本だ!
150mで14本、
つまりほぼ10m間隔と言うことだ。
誰だいったい!?
全てがオレンジだから、
同一人物の所業だろう。
ここのところ風が強くてねえ。
この日もゴーゴーと強風が吹き荒れていた。
そんな風に木々の上部が、
大きく振られて怖いようだ。
時々大きな音に驚かされる。
「あっ、折れた枝が落ちてくるのか?」と。
それでも楽しい林道歩きだ。
昼を少し過ぎたころ下山し、
帰宅して女房と買い物。
そして今日は朝からGWの山へのお出かけ準備と、
今年初めてのワックスがけ(車)に精を出した。