「天下人」
この言葉、よく大河ドラマとかで出てくるでしょ
時代的には戦国時代でしょうか。
でも、この平成の時代でも、この言葉を思う時ってあります。
政治家ではありませんよ、それは「内閣総理大臣」とかになったらそう思うんでしょうけど。
それは、何を隠そう「私」です。
いや、本当に天下を取ったわけではないですよ
高い場所に昇って、眼下に見える景色を眺めると「この街はもらったー!!!」と思ってしまうんですよ。
なんでしょうね、見下ろすって行為がそうさせるのでしょうか?
東京都庁や横浜ランドマークなどは無料で昇れますので、かなり安上がりな天下人です。
まあ、高いところが苦手なものなので、そう感慨にふけるのも一瞬なんですが・・・
一度だけ富士山に登ったことがあります。
夜中に登り始めたのですが、これが星が最高に綺麗でした
手に届くんじゃないかってほどに。
で、ちょうどご来光を拝むところが八合目の山小屋でして、これもまた最高に綺麗でした。
雲海が自分達よりも下にあるなんて、そう体験できるものではありません。
さすが日本一高い山ですね、「高い山ですね」と思わず声に出してしまったら、一緒に登った友人から「当たり前だろう、日本一高い富士山なんだから」と冷静に突っ込まれました
心の中で「この国はもらったー!!」と叫びまして、下山しました。
あれ?頂上は行かなかったの?と思われた方、もう一度今回の記事を読み返してみてください。
そうです、理由は高いところがダメだから。
頂上で「この国もらったー!!」と叫べればカッコいいんですけど、やっぱり恐怖心には勝てません。
とりあえず八合目までは行ったんだし、自分なりに堪能したとして仲間をなんとか説得して下山しました
多少、恥ずかしさもあり心の中で叫んだんですが、声に出す勇気が無かったんですね。
やっぱり、ちょっと昇っただけで調子に乗って天下人気取りになってしまうようでは器が小さいですな
まだまだ修行が足りないと思う今日この頃です。