きままな雑記帳

ごく普通のあんちゃんのきままに記す日常日誌

待ち合わせ

2011-02-21 18:05:34 | ブログ

ちょっと短編小説なんてのを書いてみようと思います。

待ち合わせって、どんな感じで待ってますか?

ケータイでメールをして逢うまでの時間を潰したり、コーヒーを飲んだり、本を読んだり・・・。

待ち合わせの相手が付き合ってる彼だったり彼女だったりすると、そわそわしたりするものです。

それは、現代でも過去でもたいした変化はありません。せいぜい、ケータイって道具があるかないかぐらい。

それは、まだケータイが普及し始めて間もない頃。imodeなんてもんもなく、当然スマートフォンなんて影も形もなかった時代のお話です。

その日、彼は待ち合わせ場所へと急いでいました。場所は渋谷駅ハチ公前。

すでに待ち合わせの時間は2時間近く遅れていて、待ち合わせ場所にはもういないかもしれません。

それでも、彼はあきらめずに走りました。

数日前、彼は彼女に電話しました。

「クリスマスの日、予定ある?」

「ううん、とくにないよ。仕事も早くあがれるし大丈夫だよ」

「それじゃ、渋谷駅ハチ公前に18時で待ち合わせできる?」

「いいけど、仕事あるんじゃない?」

「大丈夫、ちょうど仕事納めだから早く終わる予定だし」

「じゃ、待つね」

そして、クリスマス当日。

社内で年内の会議を終え、大掃除も終了した16時に社長から全社員へ召集がかかりました。

何事だろう?と社長室へ行くと、社長主催のクリスマスパーティーが始まってしまいました。

社長主催となれば、若手社員である彼も参加しなくてはいけません。でも、そんなに長くはないだろうと彼は考えてました。

社長は同じ場所で長くは呑まないと先輩から聞いていたからです。

だが、この日の社長は違ってました。気分がいいのか、ビールから始まり焼酎、ブランデー、ワインと次々と空けていきます。

おいおい、話が違うじゃん・・・。

気づけば18時半を回ってました。

そばに居た後輩が彼に聞きます。「今日、予定があるんじゃなかったでしたっけ?」

「ああ、あるけどこの状態じゃ抜けるわけにはいかないからな」

「ケータイ、持ってないんですか?」

「俺は持ってない」

「いや、先輩じゃなくて相手の方ですよ」

「持ってるよ」

「会社の電話を借りて連絡してはどうです?」

「いや、ダメだよ。知らない電話番号には出てくれないから」

そんな調子で彼が四苦八苦していた頃、彼女はハチ公前で待ってました。

手には手作りのケーキを持って。

(遅いなあ、どうしたんだろう・・・)

クリスマスのハチ公前には、たくさんの人が待ち合わせをしています。時期的にカップルの率は高い。

(まあ、いつものことだしね)

彼女は、自分を励ますようにそう思いました。

そう、いつだって遅れて来るんだから・・・。

これまでも、ほとんど私が待ちぼうけを喰ってきたんだよなー。でも、いつも走ってきて謝るあいつを見ると怒れないんだよね・・・。

よし、今日は来たら思いっきりわがままを言ってやろう。うん、多少言っても罰はないよね。

やがて、時刻は19時半になってました。

そろそろお開きとなり、後片付けを始めました。

当然、彼も後片付けのお手伝いです。

「先輩、何してんですか!!早く待ち合わせ場所に行ってくださいよ、彼女なんでしょ?」

「えっ、何で彼女って知ってるんだ?」

「だって、クリスマスに待ち合わせっていったら彼女でしょ、あー、何でこんなに天然なんだろ?」

彼は哀しいくらいの天然ボケでした。

「とにかく後片付けはぼくらでやりますから、早く行ってあげてください!!」

「でも、もう帰ってるかもしれないから。それにこれも仕事・・・」

「何言ってるんですか!!いいから早く行けー!!!」

「悪い。」

彼は荷物をまとめて、駅へと走りだしました。

渋谷駅ハチ公前 20時

はあ、はあ・・・。彼は階段を駆け上がりハチ公前で彼女を探しました。

彼女はハチ公のまさに正面で彼を待ってました。

「長い間、待たせてごめん。寒かったでしょ、どこか入ろう。」

「・・・。」

(やべ、怒ってるよな。そりゃ2時間だものなあ・・・)

「突然さ、仕事が入って・・・」

「本当に仕事?」

「社長がいきなりクリスマスパーティーを始めちゃって・・・、それでその片付けとかで遅れちゃった。本当にごめん」

「そう、それなら仕方ないけど・・・。今度からはちゃんと連絡とれるようにして」

「うん、そうする」

「じゃ、携帯電話をこれから買いに行くよ」

「えっ、これから?」

「あれ?反省するって言葉は嘘だったのかな~?」

「い、いや・・・」

あれっ、手に持ってるのはもしかして・・・。

彼は「そのケーキ、もしかして手作り?」

「うん」

「携帯電話、買いに行こう。買ったら二人でどこかでケーキ食べよ」

「うん!」

こうして、二人は腕を組みながら携帯ショップへと向かっていきました。

「今日はケーキ食べながら、おいしいお酒でも飲みたいなー。こんなに寒い中、2時間もまたされたんだしー」

「じゃ、居酒屋でも行く?」

「おいしいワインの飲めるお店がいいなー」

「・・・あい」

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

地上デジタル放送

2011-02-21 14:29:24 | ブログ

地上デジタル放送、通称「地デジ」。

皆さんは地デジ対応されましたか?

我が家は賃貸マンションなので、大家さんが整備してもらえないとテレビを購入しても意味がありません。

で、さっそく管理会社を通じて問い合わせしてみたところ、既に整備完了しているとの回答。

しかし、テレビ購入にはお金がかかりますし、第一に我が家は狭い。

せっかくの地デジなのに、小さいサイズの画面もなぁ・・・。

検討した結果、ギリギリまでアナログ放送で対応して、あとはチューナーでやり過ごすことにいたしました。

ブラウン管のテレビですが、充分視聴できるし問題はない

しかし、あの画面の枠を狭くしてわざわざ「アナログ」と強調するのは何とかならないもんだろうか?

注意喚起もいいんですけど、小さな親切大きなお世話ってことわざもあります。

「はいはい、7月に変更するんですよね。もう承知しておりますよ。」と思っている人って、日本中にどのくらいいるんだろう?

総務省さん、お気持ちはよ~くわかりましたから、お願いですから枠組みだけでも元に戻してはもらえませんか?

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

BOSS

2011-02-21 00:18:34 | 芸能ネタ

CMで、サントリーのBOSSに大森南朋さんが出演してます。

贅沢言うな」のせりふで真面目な顔しているのですが、何故かコミカル。

大笑いするほどではないんだけど、クスっと笑ってしまう

この人、去年の大河ドラマ「龍馬伝」での武市半平太役や「ハゲタカ」での鷲津役とシリアスな役を演じているイメージがあったので、このCMのイメージとのギャップが面白いのかもしれません。

そしてまた、このCMがテレビから流れると、パターンは読めているのにわざわざテレビの前でしっかり観ている自分がいます。

この習慣、しばらく続きそうな予感がします

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カレンダー