コブシの花の咲くころは

平日の静かな山を気ままに歩いた記録です

もう咲きはじめた、ナツエビネ

2018-07-19 06:31:20 | 登山



フウランを見終わっても、まだ7時過ぎ・・・・・

午前中で切り上げるにしても、まだ4時間以上ありますので
ナツエビネの様子を見に行くことにしました。











真夏に房総の山を登ることは少ないのですが
一山登らないと自生地へは行けないので
大汗、ドロンコ覚悟で行ってみます。














森の中は薄暗くて湿り気が多く、風通しも悪いので蒸し風呂状態です。
濃い緑に覆われていますが、花はウバユリが点々と咲いているくらいでした。
踏み跡をたどりながら登って行くと、すぐに汗だくになり苦行のような様相になりますが
これも季節の1ページ・・・・・・・きっと凍り付きそうな雪山で、懐かしく思い出す
こともあるだろうと思いながら、途中からガサガサと沢の源頭へ・・・・

冬と違い密林状態で日中でも暗いのですが、そんな森の中でナツエビネは
幻想的な花を咲かせます・・・・・・・

もっと気楽な場所でも自生しているのですが
こんな森に咲く景色が気にいっていますので・・・・・



もう、花芽は伸びているだろうか・・・・・・

























どの株も花芽ができていました。

この大株は薄暗い森の中で花が咲いたら、とても神秘的で美しい景色になると思います。。











湿った法面、痩せ尾根にも自生していますので行ってみます。





















適度に日射しが入り風通しもよいので、条件が良いのでしょうか
もう花芽が伸びていてすぐにでも咲きそうな株も何株かありました。
しかし、よく見ると花芽が黒く変色して枯れてしまっている株も多く見ます。

ここ連日の猛暑の影響もあるのでしょうか・・・・・












ここは特に早くから花芽ができていたようで、もう開花した株もみつけました。


















花芽の先は黒ずんでしまっていましたが、下の方の花芽は咲いていました。

次に伸びてきている花芽に期待したいですね。

周辺には素晴らしい群生地もあります。

はたして咲いてくれるだろうか・・・・・・





















尾根筋に住むナツエビネはどうだろうか・・・・・・













ここは花芽ができたばかりで、花芽の成長は一番遅い感じです。
しかし、株が倫としていて勢いを感じます。

周辺はエビネと混生している所もありますが、花芽が無くても今は簡単に判別できます。
エビネの葉は伏せているのに対しナツエビネの葉は立ち上がっています。









一番奥の株がナツエビネです。




今日一日よく観察したおかげで、やっとエビネとナツエビネを
以前より判別できるようになったかもしれません。

とりあえず花芽は多く付けていましたが今年の猛暑の中、
はたして綺麗に咲いてくれるだろうか・・・・

ここ何年も美しい花を見ていないので期待したいのですが
大汗かいて何とかたどりついたら咲いていなかった・・・・・
となる可能性も高いです。

ただ今年の冬に来た時、果実も多く見かけたので期待はしています。







7月17日











コメント
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