コブシの花の咲くころは

平日の静かな山を気ままに歩いた記録です

フウランの花 ~ 房総

2018-07-18 09:59:40 | 登山



自宅のフウランの花が咲きました。









育てていたフウラン、少し元気がなくなってきた感じがしたので
着生ランは、やっぱり樹に・・・・と思い、鉢ごと置いてみたら
着生根が伸びて、そのまま鉢ごと枝にしがみ付きました。

20年位前に、知り合いの年配の女性から、私はもう高齢で
みてあげる事ができなくなったので・・・という理由で、もらって育てています。
その方も若い時に、近所のお爺さんから、私はもう年なので、花好きの貴方に差し上げますと
もらい受けたそうです。
お爺さんは、鎌倉が実家で、若い頃に裏山から取ってきて育ててきたそうです。
逆算すると、戦後まもない頃ではないかと思います。
娯楽もなかった頃でしょうから、ささやかな楽しみだったのでしょうね。

昔からフウランは、そんな感じで取ってくるので
今では自生は見られなくなってしまいましたが、今年
房総を歩いていた時に、山奥の集落にあるお宮さんの森に着生している
フウランを見つけることができました。

山ではないのですが、見た雰囲気ですと自生の感じがします。
待ち遠しかった花の時期が、ようやくやって来ました。



      




早朝に到着して階段を上り、まず目線の近くに着生していた株を見てみると・・・・・










今年は咲いていない・・・・ (-.-;
昨年は2本のガラがあったので咲いたようですけど
今年はお休みのようです。

少し上の株は・・・・・










まだ蕾でしたか・・・・・・

森の奥には高い位置ですが、数多く見られたので期待します・・・・・

薄暗い森を見上げて見ると・・・・・・


















咲いている!


フウランの純白の花は暗い森の中でも、ひときわ良く見えます。

花が咲くと、こんな所にも あんな場所にも・・・・・という感じで
思っていたよりも多くの株が着生していることがわかりました。






































ん~ 昔から富貴ランと呼ばれていただけあって
他の着生ランにはない気品を感じさせる花ですね。


よく見ると、着生根がとてもしっかりと樹に絡んで着生していて
台風のようなの雨風でも落ちてくるようなことはなさそうな感じがします。














シダ類も多く着生していますが、フウラン以外の着生ランは見かけませんでした。













花が咲いていない大株も案外多く見かけます。
自然の中の自生種は、どうも毎年は咲かないようです。












藪蚊に刺されまくられながらも1時間以上眺めていました。

花が咲いていると遠くからでも目立つので、山の中で探すのも
今の時期が良いのですが、この暑さでは無理でしょうね。
ただ、この場所は無くなることもないと思うので、来年は目線の近くの株が咲くことを
期待して、ほのかな香りも楽しみたいです。


・・・・・・つづく










コメント
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