コブシの花の咲くころは

平日の静かな山を気ままに歩いた記録です

今日も房総探索へ

2019-06-05 12:26:11 | 登山


谷川岳や尾瀬も花が咲きはじめて良い時期だろうなと思いながら・・・今日も房総探索です。

アブラギリの花が満開です。


















今回スタートは沢歩きから・・・・・























岩壁はケイワタバコがビッシリですので、花が咲いたら足が前に進まない景色だと思いますが
残念ながらまだ蕾・・・・
沢底から見上げる樹々の緑も良いものです。




















雨が少ないので歩きやすい感じです。
たまに倒木をプチ高巻するくらいで、水際から聞こえるカジカガエルの鳴き声、
森の上からのサンコウチョウの囀りを聴きながらノンビリと歩いていきます。










カワトンボ












先週は尾根で青大将に会いましたが、今日はシマヘビ、このヘビもおとなしいです。
マムシ注意と書かれた看板は随所で見ますが、実際に出会ったのは、房総では一度キリです。












硫黄のしみ出しで顔を洗って休憩・・・・何となく温泉に入った気分になります。












気になっている沢床にいる、この生物・・・・・何だろう? 
生き物には詳しくないので分りませんがゆっくり動いています。
お腹には砂がたまっているような感じです。
砂と一緒に微生物を食べているのでしょうか・・・・


















いろいろ観察しながら更に奥へと進みます。












早朝は涼しくて気持ちが良かったのですが、U字形の沢底は風が通らないので、
陽が昇ってくると非常に蒸し暑くなってきました。
途中がら枝尾根に這い上がり稜線を目指します。

この山域は房総でも特に山深く以前に帰る道を間違えて苦労したので、
今回は軽い周回コースにする予定です。


途中でカラスの小瓶が埋まっているのを見つけました。












水でよく洗うと綺麗な小瓶です。










底にMの文字があります。












帰宅してからネットで調べてみると、Mの文字は丸善という会社の頭文字で
この小瓶はインクのガラス瓶だとわかりました。
透かして見るとカラスには気泡が入っています。
たぶん昭和初期の物でしょうか・・・・
長い時間埋もれていて、今こうしてまた手にするのも
何かの縁のような気もします。
この独特の青色がアンティークで良いですね。
持って帰り、部屋にでも置いてみます。


岩壁や水際周辺を見ながら歩いてきましたが、この沢にはシュスランの種類の葉を見ることは
ありませんでした。
アケボノシュスランやベニシュスランはいるかな~と思っていましたが
一株もいませんでした。 いる所には極端に多くいますが、いないとなるとこんなもんです。
そのかわりにナツエビネは至る所で見かけました。

























群落もあり、沢から離れた斜面にも点々と見かけました。












どの株もナツエビネだと思いますが、はたして綺麗に咲いてくれるだろうか・・・・
よく見ると果実もあるので、咲く株もあるようですが、周辺を見ると
森の中はスカスカの状態で、他の植物の葉をほとんど見かけません。
何だかそのうちに食べられてしまうような気配を感じます。

沢から離れて、この後は岩場や山頂周辺の植物観察へと向かいます。


・・・・・つづく














コメント
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