コブシの花の咲くころは

平日の静かな山を気ままに歩いた記録です

上越の山へ ~ サルメンエビネ

2019-06-19 11:18:44 | 登山


北信の山はまだ少し早いような気がしたので、今回は上越方面へ。
久しぶりに車中泊をしてみましたが、いつもながら一睡もできず・・・
空が薄明るくなってきたので、少し早めに出発しました。

















豪雪地のブナの森もこの時期は上も下も緑一色です。
樹にはツルアジサイ、林床にはギンリョウソウが目立ちます。





















何処かにサルメンエビネがいると思うのですが、薄暗いのと草やシダが伸びてきて
いるので、探すのは難儀しそうな気がしてきました。

ようやく朝日が昇り、真横から林床を照らしてきました。
林床の草木が照らされて遠くまでよく見通せるようになります。
ゆっくり見渡しながら登って行くと斜面の上の方に何かが見えました。
緑一色の中に黄色い花のような物が少し浮き出て朝日に照らされています。・・・・・もしかしたら 

急斜面をガサガサと近づいていくと・・・・サルメンエビネだった!

思っていたよりも、ずっと早く見つかりました。



























なるほど、朝日が斜めに林床を照らす今が見つけるチャンスですね。

おかげで、すぐ隣にも2株いました。

















花は終盤でしたが、前回のような笹薮の中ではなく、豪雪地のシットリしたブナの森の中で
咲く花を見られたのが嬉しいです。

日が昇って、樹々の上から日射しが降り注ぐようになると
サルメンエビネは森の中に隠れてしまうように目立たなくなってしまいます。
朝の一瞬を見逃さなくて良かったです。おかげで、この後は気楽に探索できるようになりました。



次に見つけたのはこの株です。

藪の中ではないのですが、最初は気が付かないで一瞬スルーしてしまいました。
















探す場所にもよりますが、花が咲いていてもサルメンエビネは見つけづらいのです。
大きな株ですが、カモメランやオノエランの方が見つけやすい感じですね。
目立つ視点がないので周りの景色に溶け込んでしまいそうです。
こんな場所では、特徴のある葉を目印にした方が見つけやすい感じでした。


前回に見つけた笹薮の中の株が咲いているか移動してみます。

















今年も4株咲いていました。


久しぶりに歩く上越のブナの森はとても新鮮でした。
天気と休みの日程さえ合えば、北信へも行ってみたいです。



6月18日
















コメント (4)
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