今日は、富士山の樹海や一合目~3合目周辺に行き
初秋に咲くランの花など見ながら、ノンビリ一日歩いてきました。
少し涼しくなったので、花を見に鳳凰三山にでも行こうかと思いましたが
夏の疲れか体が重く、休養を兼ねて、高低差の少ない森の中を
ブラブラ歩くことにしました。
最初は、富士吉田口の馬返しに車を置いて、適当に歩いてみました。
さすがに朝は涼しくて、とても良い休養になります。
相変わらずテンニンソウばかりが花をつけて、つまらない道かと
思っていましたら、ホトトギスが法面から垂れ下がり
とても風情があります。
よく林床を見ると、タカネフタバランも点々と咲いています。
この周辺は、道が幾つも交わっていますが、広い登山道と並行している
遊歩道もありました。
ここ吉田口から山頂を目指す登山者は、少なく静かな道だろうと
思っていましたが、これが意外と多く、やはり世界遺産の影響でしょうか
外人や賑やかなグループもいたり、どんどん人が増えてきました。
なるべく誰にも会わない静かな所がいいので、2時間ほどで切り上げて
以前に行くことができなかった幸助山に移動することに・・・
車でスバルラインを超えて、富士林道へと進みます。
知らなかったのですが、今まで一部が酷いダートで普通車は通り抜け
できなかった富士林道(林道富士線)ですが、今日、精進湖登山道の
二合目に止めていた時に、反対側からスポーツタイプの車などがが通り
過ぎて行くので、変だな~と思っていたら
すっかり綺麗に舗装されていて、軽水林道に通じていました。
これで、富士林道~軽水林道~鳴沢林道と通りぬけることができ
とても便利になりました。
これも世界遺産効果?でしょうか。
この富士林道、とても展望が良いところもあり、ドライブだけでも、おススメです。
今日は、山頂に雲が掛かっていますね。
こんな張り紙がありましたが、路肩に止めている車を何台も見かけ
ましたので、それなりにキノコ狩りの人は来ている感じでした。
幸助山(1894m)は富士山の寄生火山です。
登山道はありませんが、スバルライン側からは、すぐ近くにあり
この富士林道側からでも、たいした距離も標高差もなさそうです。
適当な、近くと思える路肩に車を置いて、シラビソの暗い森に
入って行きます。
苔が美しい!
癒しの森ですね、踏みつけないよう、ゆっくり進みます。
以前は、トラキチランを探す目的で行こうと思っていましたが
今年は、雨が少なかったので腐生のランは厳しそうですね
それでも、可愛らしい、ヒメミヤマウズラが点々と咲いているので
観察したり、撮影したりと、この森に癒されながら進むのは
楽しい時間です。
葉の網目模様が美しい、シュスラン属のなかでも、特に美しい葉を
もっていると思います。
こちらの葉は馬返し周辺で見た株の葉です。
場所によって、模様に少し違いがあり、見比べるのは楽しいです。
山頂はシラビソに囲まれた、展望のない所だろうと思っていましたが
枯れ木に、お花畑がある開けた所でした。
ここまでは、途中から鹿の糞が目立つ暗い森でしたので
この景色には驚きでした。
周辺は、アサギマダラやクジャクチョウが舞っていて
今日初めて見た光景です。
しばし、ザックを下ろして休憩。
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山頂を後に、今度はもう少し下を散策します。
ミヤマモジズリにジンバイソウかな?
もう少し距が、長~い花を探していましたが見つからず・・・
なんだかんだで、日が落ちるまで歩いていました。
日没も、少し早くなりましたね。
今日は、疲れない程度に歩く予定でしたが、いざ来てしまうと
アッチもコッチもと気になる所へ行って見たくなり、それなりに
疲れる山歩きになっていまいました。けどこればっかりは
しょうがないです。
8月27日
ミヤマウズラと比べ花も小さいようですね。
ジンバイソウもこの時期なんですね。こちらでもまれに見られるようですがまだお目にかかっていません。
ヒメの方が、小さく花も開かない感じです。
富士周辺はジンバイソウなどツレサギ属は多い感じです。
ジンバイソウは葉ですぐにわかりますが、なかなか同定できない花も
多く苦労します。