梅雨時の富士山麓 ～ フガクスズムシソウ・・

コロナ禍のため、母の一周忌を一人で簡素に済ませて
翌日は木曽周辺か中央アルプス南部に寄り道してノンビリ帰る予定でした。
なかなか都心から日帰りするには遠い山域ですので、どんな花や景色に出会うか
楽しみにしていましたが、どうひいき目にみても天気は好転しそうになく、結局は一番
天気が安定していそうな富士周辺に寄って帰ることにしました。富士山麓はこの時期には何度も
探索してきましたので、今回は今まであまり歩いていない所を中心にノンビリ適当に探索してきました。

森の中は苔や羊歯の緑に埋もれています。

何とか雨は降らない程度の薄暗い曇りの天気。
苔の上を見ると、かわいいミヤマムグラが点々といました。

フガクスズムシソウは咲き初めていると思うので
いつもの目線で見られる自生地へ・・・・

以前は何株も見られましたが、今回見られたのは１株だけ・・・・

何となくそんな予感もしましたが、残っているのは上の方の小さな株だけでした。

コロナ禍で人も少なく、安心して苔ごと持っていかれたようです。

上の方の残っていた株を眺めていたら、花にザトウムシがいました。
受粉を手助けしているのでしょうか。

奥へと進んで行くと、なかなか良い感じに着生している花景色にも出会いました。

　　

まだ夏の交通規制前ですので、少し天気が好転したら五合目周辺の森を歩こうかと
考えていましたが、途中から小雨も落ちてきたりしたので、諦めて
緑の深い森を奥へと探索することにします。

・・・・・・・・・・・つづく