気まぐれ日記☆着物の小部屋

2007年耳下腺癌の手術で顔が変わり、生活が一転。街歩きと着物と芝居のブログをどうぞ宜しく♪

初めてのお茶会 & 昭和記念公園イルミネーション

2011-12-16 10:38:50 | 着物

 12月11日日曜日、前日の雨はどこへやら・・・・・秋晴れのお茶会でした。

場所は鶯谷の西蔵院。

主催は東京大学茶道部。

友人が 「今どきのエリートを見るのも興味深いわよ」 と言ってました。

 

着物を着るのでお茶会に誘われる事もありますが、茶道は未知の世界。

子供の頃、母の実家で初釜を開く事があり、私も片隅でお茶を頂いた記憶があるのですが、

大人になってからは「あんな堅苦しいもの」と敬遠していました。

今回は茶道の先生である友人が 「学生主催だから、大丈夫、大丈夫」と言うので、

おっかなビックリ、でも興味津々で付いて行きました。

お寺で、友人のそのまた友人二人と待ち合わせ。

お二人とも茶道をやっていらっしゃるのですって!

私、作法は全く知らないけれど本当に大丈夫?

 

            

案内の学生さんがとても親切。カメラを出したら、すぐに 「お撮りしましょうか?」

 

本堂の脇の道を行く。 いろいろな時代のお地蔵さんや野仏が静かな佇まいを見せる。

              

紅葉を撮ろうとしたら、また学生さんが親切に 「お撮りしましょうか?」と。

よく二人で着物で出かけるけれど、意外と二人で撮った写真がない。

良い記念になります。

紅葉に囲まれた本堂。お茶室はここではなく左側。

紅葉の一番きれいな時期だそうだ。

         

ついでに私も。

ちなみに、こんな時でなければお庭は見られないらしい。

お庭が見られるというのが、今回参加の一番の理由かな。

 

これは会記というもの。

当日使用するお道具、お菓子などすべての明細を記している。

今回は2席参加。 濃茶とおうす。・・・・でいいのかしら。

それぞれ違うお茶室で頂く。

一つは皆で回し飲みして、もう一つは各自がそれぞれ頂く。

お茶室はそれぞれテーマを決めて、お道具を決め、掛け軸を決め、花を決める。

今回のは 濃茶は 「歳月不待人」 寒椿と花入れは備前

       おうすは 「無事是吉祥」 野菊と花入れは竹。

                 お茶を入れるなつめが、螺鈿細工の6つの瓢箪を描いたもの。

                 6つの瓢箪で、ムヒョウ→ブジ(無事?)をあらわすらしい。

                 非常に凝った細工で、6つ目の瓢箪は蓋の裏に描いてあった。

                 それぞれ関連があるようだ。

建築士だったので、お茶室の形式、歴史、構造、名称などはわかっているつもり。

けれどお茶を頂く側になってみると、茶道の奥深さは並大抵のものではないと感心した。

お茶の席では 全ての動きに意味があり、お道具について、掛け軸について、会話が進む。

日常を離れた空間での緊張感と優雅な内容の会話は、

一時、現世を忘れた癒しとなるのが良く理解できた。

 

濃茶はたまたま、年齢が上の方が数人いらしたので、終始和やか。

そして主客の学生の方も、自分達の茶道部が、お茶会の前は徹夜で

修練に励むことなどを話されていた。

お茶会の前に お点前を徹夜で練習するなんてハードな世界なのですね。

話している内容がいちいち興味深く、もっと質問してみたかった。

今回学生さん達が主客だったので、2席目では知識合戦のような場もあったが、

それはそれで、若者の真摯な態度と受け取ることが出来、新鮮だった。

 

肝心のお手前は・・・・・まあまあ何とか・・・・

隣の友人が小声でポイントを教えてくれるのが頼り。

見るに見かねると 「それはダメ!」と叱責が飛ぶ。

台袱紗と言うのかしら。お茶碗の下に敷く布を拝見する時、

布好きの私はつい広げて良く見ようとしてしまったが、それはダメ。

何事も、興味むき出しでなく、自然にそれとなくと言うのが大事なのですね。

茶室の前の灯篭。

茶室への路地はきれいな紅葉が散りばめてあった。

友人が、この紅葉は一度全部掃き清め、そのあと、見栄え良く

配置良く紅葉を散らすのだと教えてくれた。

すべて奥が深く、思い及ばない事ばかり。

和の建物と紅葉は良く似合う・・・・・

当たり前なのだけれど今年はこんな風景見ていなかった。

 

今回、カルチャーショックが2つ。

各大学の茶道部の男女が集まっていたが、皆話し言葉が折り目正しく、

語尾まできちんと話す。

相手を思いやる言葉もサラッと出てくる。

若者の美しい話し言葉を聞き、改めて日本語はいいなと思った。

そして、もう一つは茶道の面白さを かいま覘いたこと。

 

そうそう、若い娘さんの、

振袖ではない着物姿を見たのも目の保養になりました

若い男性の袴姿もキリッとして良いものでした。

新鮮な体験ができた事を友人に感謝しています。

 

( 茶道経験豊富な方もブログを見ていらっしゃると思いますが、

  間違いも初心者のたわごとと、読み流して下さいませ  )

 

美味しいシュトレーンをもらいました

クリスマスまで一切れずつ食べるそうです。 楽しみ~~

 

 

  昭和記念公園イルミネーション  

一昨日友人と初体験 

噂通り きれい

 

 

 

 

 

      

ワンちゃん達もクリスマス仕様 

寒いせいか人出は多くなかったけれど、イルミネーションで気分が高揚。

手作り品の並ぶ夜店をひやかし、ウキウキした夜を過ごしました。

 

コメント (16)
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