このブログで何回も紹介しているダイシン百貨店が なんと5月8日に閉店。
ブログの方達との大田区・大森散策でも立ち寄った所です。
半径500メートル全員顧客、高齢者に優しいをコンセプトにした、都内大田区の一部のみ有名な個性的な百貨店です。
何しろ品数が多い。トマトだけでも30種類ぐらいありました。
隣にイオンができて、客足が落ち、閉店止む無しとなったのでしょう。
最盛期にはズラッと 駐車場待ちの車の列があったのですが、最近はそんな事もなく、勢いが落ちたと感じていましたが、こんな事になるとは!!
そして、そのあとは・・・・・・メガ・ドンキホーテになるそうです。
ずいぶん思い切った転身です。
4月中旬に行き、突然の閉店を知りましたが、20代前半の若者たちがレジのおばさんを捕まえて、どんな店になるのか?
食品売り場は残すのか?といろいろと問い詰めていました。
寂しいわね~と言う高齢者の声もたくさん聞こえてきました。
皆ショックなようでした。その気持ちよくわかります。
ダイシンがあるからこそ、大森では高齢になっても安心して暮らせるという事がありました。
70才以上なら無料で当日配達。お弁当配達もあり、ついでに品物も注文できる。
元気な人は毎日散歩がてら遊びに行く
大森の文化の一端を担っていたかも。
ダイシンは昭和43年にできましたが、わが家は前身の洋品屋の時代からの客。 ショックは大きいです。
毎日行くわけではないけれど、大森に帰った時は絶対に寄る店でした。
娘の提案で、家族がダイシンに集合、食堂でお別れ会をすることになりました。
ナポリタンなど名物メニューが無くなってましたが、あるものを注文。
ダイシン食堂で3800円という高額注文したことなんて無かったわ。 大人買いです(笑)
ダイシン大好きな息子が、奢ってくれました。
それぞれの料理のほかにビール1本とおつまみも注文。 それでこのお値段。
ダイシンは庶民の味方です。
明るく広く、見晴らしも良い窓際で、暫し歓談。
奥の緑は池上本門寺
店内は明るく、子供もお年寄も、お買い物ついでに食事。
わが家の注文品。
大森に住んでいるわけでもないのに、寂しいわ。
(マイナーな話でスミマセン)
この後実家に寄り、私のお誕生祝い
皆でケーキを食べると聞いていた。
フワッとしていて美味しいケーキを頂き・・・・・
なんとプレゼントをもらってしまった。
箱入りの傘なんて初めて。 ハッピーな色。 嬉しい~
息子と娘でお金を出し合い、買ってくれました。
子供二人からお誕生祝いを貰うなんて何年ぶりかしら
二人とも優しくなったものです。
4月は良い事が沢山ありました。
5月2日、今日展覧会に出かけました。
まり子さんとこどもたちも、会場にいらしてました。
歌を披露してくれました。
車椅子に沈み込むようにしてらしたまり子さん、歌が始まると立ち上がり、
指揮を始め、リズムの良い歌では踊りだし・・・・・温かさの溢れるコンサートでした。
なぜでしょう?
子供たちの歌を聴くと自然に涙が流れます。
前回、伊藤忠アートスクエアでの歌とダンスでは、亡くなった親友を思い出し、大泣きしてしまいました。
今回は大丈夫と思っていたのにね~。
子供たち(もう大人ですが) の視線の先を見て下さい。
まり子さんへの気持が溢れているようです。
まり子さんの愛と情熱、こどもたちの優しさや苦悩、すべてを包み込む、ねむの木学園に暮らす彼らの幸福感。
そんなものに触れたかったら、是非この展覧会に行ってみて下さい。
豊かな色彩と、自由な絵に、優しい気持ちになれます。
多くの方に是非この展覧会を見て頂きたいと思っています。
まり子さん89歳、こんな展覧会はもう開けないかもしれません。
会場に行くと、もしかしたら、こどもたちやまり子さんに会えるかもしれません。
(この写真はまり子さんの許可を得て 掲載しています)